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「野球特待生認めて」私立中高連が要望書、高野連は拒否:讀賣オンライン
高校野球の特待生問題で、全国の私立高校が加盟する日本私立中学高等学校連合会(田村哲夫会長)が、日本高校野球連盟(脇村春夫会長)あてに、特待生制度禁止について見直しを求める要望書を送付していたことが1日、わかった。
同連合会によると、田村会長名で要望書を郵送したのは4月27日。私立高校では、同制度が他の運動部員や学業優秀な生徒にも適用されていることに触れ、野球部員に限って制度を禁止した場合、バランスを欠くなどと主張。「野球部在籍特待生の勉学、部活動に対する意欲も失われ、高校野球全体の衰退にもつながりかねない」などと訴えた。
同連合会によると、日本高野連からは1日、文書で回答を受け取ったが、特待生制度の禁止を見直す考えは示されていなかったという。日本高野連の脇村会長は読売新聞の取材に対し、「特待生は野球留学に絡んでいるから問題。(特待生を認めないと)高校野球が衰退するという点には論理の飛躍があると思う」と見直しを否定した。また、田名部和裕参事は「要望書では、5月2日までの(特待生制度の人数や内容などについての)回答期限の猶予を求められたと理解している。(期日までに)回答ができないなら、理由を添えて申し出てくれるよう返事をした」と説明した。
同連合会の尾崎輝雄事務局長は「加盟校から強い要望があったため、文書を出した。現場の反応を見て今後の対応を考えるが、特待生制度の実態調査をすることも検討している」と話している。(2007年5月2日3時2分 読売新聞)***
この記事の真ん中辺で軽く取り扱ったこの奨学生問題。実際収拾がつかなくなっているようですが、再度補足しておきます。
高野連の論理を借用すると、言っちゃなんですけど今まで奨学生のそういう実態を知らなかった高野連こそじゃあ一体何を見てきたんだろうか、と思います。実際は知ってて今となって高野連の面子に関わるから禁止禁止禁止って言ってるみたい。
貧乏な学校って言うのはどういうのか高野連が知らないみたいなんでちーぐるすが教えてあげます。猫の額程のグラウンドにありとあらゆるスポーツクラブが放課後ひしめいていて、更に学内の運動大会があるとグラウンドや体育館も使えなくて(クラス対抗だったりすると各クラスで練習したりするから:1週間から2週間位)、雨が降ると水はけが悪い為に確実に翌日はグラウンドほぼ使用不可。普通は3日は使えないけれど無理矢理使うからそうでなくても広島市民球場以上にボロボロのグラウンドは更に穴だらけ。
高校野球のエースはアメフトやらサッカーやらラグビーやらの他クラブ部員から「お前1人の為にみんなあそこ(マウンド)でつまづいてこけるんだよ」と(冗談で)冷やかされる。(グラウンドや体育館の使用時間を確保するのも各クラブ争奪戦だし。そうだ、後ちーぐるすがいた学校は夜学もあったから5時だったか6時だったかには学校にいちゃいけなかったっけ。)
学校の渡り廊下には穴が普通に開いているし(3年間修理されなかった)、クーラーないから暑い授業の時は入口出口のドアも全部外して上下についてる袋戸みたいな引き戸も全部外して、それでも熱中症で倒れる生徒が出る始末。ちーぐるすなんて公立のガッコにずっと行ってたから実は小学校とか幼稚園が一番校舎が立派だった。上に行けば行くほどボロくなるんだよね。
(ちなみに高校は入学した段階で80年位の歴史がある学校だったから。更に余談だけど給食も小学校の方が豪華だった。中学行くと女子でさえ量が少なくてお腹すいたお腹すいたと午後は言っていた。高校は弁当だから関係ないけどさ。)
クーラーはともかくこういう環境で甲子園は普通に無理。奇跡みたいにたまに公立普通科で甲子園出る学校あるけどもうそれはほんとうに奇跡だと思う。(それとこんな貧乏な学校なのに在学中市民からの要望で監査入ってしかも1円も間違いがなかった。学校の先生は「当たり前だ。そんな金がこの学校にある訳がない」と言って皆うなずいた。)
ちーぐるすは大学行ったけど大学も国公立だったから学生のほぼ4割近くは育英奨学金受けていたし、中には自分で学費払っている人もいた。(余談だけど国公立大学の予算の偏りって皆さん知ってます?税金使って、みたいに言われるけれど、それも決して公平じゃない訳。大体ちーぐるすが行ってた学校なんて図書館の蔵書がコンピューターでデータベース化されていなかったし。市立の図書館の方が進んでいたんですけれど。)それ以外にも今ではこういう奨学金制度も出来ている模様。
頭のいい学生が頭で優遇的措置を受けるのは許されるのに、取り得がスポーツの学生がスポーツで優遇的措置を受けるのが全部駄目ってなんかおかしい。
たまにいる「野球をやっていることが偉い」みたいにどこか勘違いしているアマ関係者もアレですけれど、高野連そのものにもなんかちょっと違うものを感じる。先に規制かけてから違反を取り締まらないとやり方として間違ってしまうんじゃないのかな。はっきり奨学生システムが金銭授受にあたるってきちんと指導なり通達出しましたか?具体的に書かなければわからないんだよ、そんなの。今まで放置してた癖に。
それとそもそもの専大北上の件だって、高野連の論理で言えばそういう奨学生システムを取っている学校という事も知らないで入学させた早大には一切責任ない訳?早大に限らずアマ関係者なら普通に知ってる事なんじゃないの?
結局早大と高野連の面子を保つ為に口実として取り締まろうとした奨学生問題がどんどんどんどん大きくなって収拾がつかず誰か結末を付けてくれ、って感じになってしまっただけみたい。大体そこまで重要な問題だったら、周知徹底させていなかった今の高野連のお偉いさん達に一切責任はないんですか?周知徹底義務の責任を全て高校側に押し付けて高野連はいつも正しい、と。そう言いたいんですね?
そこまで言うなら自分達も辞任して責任取れば?これで甲子園辞退するであろう学校が一杯出るんだからさ。貴方達の仕事は春夏の甲子園決勝の後、試合を論評したり日米野球派遣の選手選ぶだけなんですか?
こうなったらどこかの新聞社協賛で裏甲子園シリーズを辞退した学校だけでやっちゃえばいいのに。少子化で大学も高校も生き残りに必死だから奨学金も出てくるよ。そもそも中高の若い人達は仮にお金稼ぎたくても労働法の元で労働時間とか規制されてるからそんなに稼ぐの無理。自分でなんとか出来る範囲超えているんだからさ。
高野連そのものが奨学金もらってたら甲子園出させないという理屈を正当化しているようにしか見えないし、ほんとうにこんなオバカサンの団体に入らないと野球させて貰えないってなんなんでしょうか。
同連合会によると、田村会長名で要望書を郵送したのは4月27日。私立高校では、同制度が他の運動部員や学業優秀な生徒にも適用されていることに触れ、野球部員に限って制度を禁止した場合、バランスを欠くなどと主張。「野球部在籍特待生の勉学、部活動に対する意欲も失われ、高校野球全体の衰退にもつながりかねない」などと訴えた。
同連合会によると、日本高野連からは1日、文書で回答を受け取ったが、特待生制度の禁止を見直す考えは示されていなかったという。日本高野連の脇村会長は読売新聞の取材に対し、「特待生は野球留学に絡んでいるから問題。(特待生を認めないと)高校野球が衰退するという点には論理の飛躍があると思う」と見直しを否定した。また、田名部和裕参事は「要望書では、5月2日までの(特待生制度の人数や内容などについての)回答期限の猶予を求められたと理解している。(期日までに)回答ができないなら、理由を添えて申し出てくれるよう返事をした」と説明した。
同連合会の尾崎輝雄事務局長は「加盟校から強い要望があったため、文書を出した。現場の反応を見て今後の対応を考えるが、特待生制度の実態調査をすることも検討している」と話している。(2007年5月2日3時2分 読売新聞)***
この記事の真ん中辺で軽く取り扱ったこの奨学生問題。実際収拾がつかなくなっているようですが、再度補足しておきます。
高野連の論理を借用すると、言っちゃなんですけど今まで奨学生のそういう実態を知らなかった高野連こそじゃあ一体何を見てきたんだろうか、と思います。実際は知ってて今となって高野連の面子に関わるから禁止禁止禁止って言ってるみたい。
貧乏な学校って言うのはどういうのか高野連が知らないみたいなんでちーぐるすが教えてあげます。猫の額程のグラウンドにありとあらゆるスポーツクラブが放課後ひしめいていて、更に学内の運動大会があるとグラウンドや体育館も使えなくて(クラス対抗だったりすると各クラスで練習したりするから:1週間から2週間位)、雨が降ると水はけが悪い為に確実に翌日はグラウンドほぼ使用不可。普通は3日は使えないけれど無理矢理使うからそうでなくても広島市民球場以上にボロボロのグラウンドは更に穴だらけ。
高校野球のエースはアメフトやらサッカーやらラグビーやらの他クラブ部員から「お前1人の為にみんなあそこ(マウンド)でつまづいてこけるんだよ」と(冗談で)冷やかされる。(グラウンドや体育館の使用時間を確保するのも各クラブ争奪戦だし。そうだ、後ちーぐるすがいた学校は夜学もあったから5時だったか6時だったかには学校にいちゃいけなかったっけ。)
学校の渡り廊下には穴が普通に開いているし(3年間修理されなかった)、クーラーないから暑い授業の時は入口出口のドアも全部外して上下についてる袋戸みたいな引き戸も全部外して、それでも熱中症で倒れる生徒が出る始末。ちーぐるすなんて公立のガッコにずっと行ってたから実は小学校とか幼稚園が一番校舎が立派だった。上に行けば行くほどボロくなるんだよね。
(ちなみに高校は入学した段階で80年位の歴史がある学校だったから。更に余談だけど給食も小学校の方が豪華だった。中学行くと女子でさえ量が少なくてお腹すいたお腹すいたと午後は言っていた。高校は弁当だから関係ないけどさ。)
クーラーはともかくこういう環境で甲子園は普通に無理。奇跡みたいにたまに公立普通科で甲子園出る学校あるけどもうそれはほんとうに奇跡だと思う。(それとこんな貧乏な学校なのに在学中市民からの要望で監査入ってしかも1円も間違いがなかった。学校の先生は「当たり前だ。そんな金がこの学校にある訳がない」と言って皆うなずいた。)
ちーぐるすは大学行ったけど大学も国公立だったから学生のほぼ4割近くは育英奨学金受けていたし、中には自分で学費払っている人もいた。(余談だけど国公立大学の予算の偏りって皆さん知ってます?税金使って、みたいに言われるけれど、それも決して公平じゃない訳。大体ちーぐるすが行ってた学校なんて図書館の蔵書がコンピューターでデータベース化されていなかったし。市立の図書館の方が進んでいたんですけれど。)それ以外にも今ではこういう奨学金制度も出来ている模様。
頭のいい学生が頭で優遇的措置を受けるのは許されるのに、取り得がスポーツの学生がスポーツで優遇的措置を受けるのが全部駄目ってなんかおかしい。
たまにいる「野球をやっていることが偉い」みたいにどこか勘違いしているアマ関係者もアレですけれど、高野連そのものにもなんかちょっと違うものを感じる。先に規制かけてから違反を取り締まらないとやり方として間違ってしまうんじゃないのかな。はっきり奨学生システムが金銭授受にあたるってきちんと指導なり通達出しましたか?具体的に書かなければわからないんだよ、そんなの。今まで放置してた癖に。
それとそもそもの専大北上の件だって、高野連の論理で言えばそういう奨学生システムを取っている学校という事も知らないで入学させた早大には一切責任ない訳?早大に限らずアマ関係者なら普通に知ってる事なんじゃないの?
結局早大と高野連の面子を保つ為に口実として取り締まろうとした奨学生問題がどんどんどんどん大きくなって収拾がつかず誰か結末を付けてくれ、って感じになってしまっただけみたい。大体そこまで重要な問題だったら、周知徹底させていなかった今の高野連のお偉いさん達に一切責任はないんですか?周知徹底義務の責任を全て高校側に押し付けて高野連はいつも正しい、と。そう言いたいんですね?
そこまで言うなら自分達も辞任して責任取れば?これで甲子園辞退するであろう学校が一杯出るんだからさ。貴方達の仕事は春夏の甲子園決勝の後、試合を論評したり日米野球派遣の選手選ぶだけなんですか?
こうなったらどこかの新聞社協賛で裏甲子園シリーズを辞退した学校だけでやっちゃえばいいのに。少子化で大学も高校も生き残りに必死だから奨学金も出てくるよ。そもそも中高の若い人達は仮にお金稼ぎたくても労働法の元で労働時間とか規制されてるからそんなに稼ぐの無理。自分でなんとか出来る範囲超えているんだからさ。
高野連そのものが奨学金もらってたら甲子園出させないという理屈を正当化しているようにしか見えないし、ほんとうにこんなオバカサンの団体に入らないと野球させて貰えないってなんなんでしょうか。
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