個犬的に楽天を中心にパリーグを見守る為のブログ。
個犬的に見守っているので楽天イーグルス球団・選手とは一切関係はありません。
(パ・リーグ、楽天1-3日本ハム、3回戦、楽天2勝1敗、5日、フルキャスト宮城)仙台が熱く燃えた。楽天の黄金ルーキー田中将大投手(18)が、本拠地フルスタ宮城で本拠地初登板。平日デーゲームにもかかわらず、1万8021人のファンが集まった。田中は6回106球を投げ、5安打1失点(自責0)に抑えたが、打線の援護がなく勝ち負けはつかず。チームは1-3で日本ハムに敗れ楽天の連勝は3でストップした。***
◆野村語録:「なんか運を持っているのかな。モタモタしながら1失点。3人で終われないのに、よく収まったよ。四球が4つ。普通ならメロメロになる。運がいいんだろう。次につながる内容じゃないので楽しみが持てないね。コントロールを乱す原因は技術なのか内面なのか。両方かもしれないけど、マウンドで余計なことを考えるんじゃないか。高校生がプロ相手に投げるんだから、胸を借りるつもりでいいのに。欲とか色気とかあるんじゃない? 性格が若者としてはまじめすぎる。もっと乱暴で無謀でいい。若いのに投球がまじめだよ。まあ、一回にもう1点とらないと。新人のときは点もとってやらないとね。1点取って無死二塁。最低2点と考えていたんだけど…」
■フルスタ宮城
■スコア
日本ハム 3-1 楽天
日本ハム勝利
■本日の継投
勝/金 村 1勝1敗
敗/松 崎 2敗
日本ハム/金村-C/高橋
楽天/田中.松崎.松本.徳元.吉田-C/嶋.藤井
■HR:8回セギノール5号ソロ、9回金子誠1号ソロ(04/05 16:37 試合終了)
~4/5田中の成績~
(イニング数)6
(被安打数)5
(奪三振数)6
(四死球数)4
(自責点)0
(防御率) 7.04
(勝敗数)0勝0敗0S
<楽天イーグルス>
1.鉄平(中)
2.高須(二)
3.礒部(右)
4.フェルナンデス(三)
5.山崎武(DH)
6.リック(左)
7.草野(遊)
8.ウィット(一)
9.嶋(捕)
P.田中
<北海道日本ハムファイターズ>
1.森本(中)
2.田中賢(二)
3.坪井(左)
4.セギノール(DH)
5.稲葉(右)
6.高橋(捕)
7.稲田(一)
8.グリーン(三)
9.金子誠(遊)
P.金村
4連勝ならず。非常に惜しかったですがとりあえず田中は置いておいてまず打線について。
とにかくクリーンアップが金村の苦手意識があるせいかどうも上手く機能していませんでした。ホセは対金村では代打起用でスタメンから外してもいいんじゃないかな、と思います。ヒット1本出て喜んでいるようではねえ。色々スタメン入れ替えて金村と相性のいい面子でラインアップ組んでみてもいいように思います。全体的に金村は丁寧なピッチングが身上ですけれど、恐ろしく早い球って今ないので逆にファームから上がったばっかりで苦手意識のない人なんかがひょっこり打つかも知れませんね。
やはりチャンスが少なかったので少ないチャンスを掴めなかったのは痛かったです。礒部が鍵を握っているように思います。そしてセギノール・・・やはりこの3連戦抑えられませんでしたね。最悪歩かせてもいいような事前の配球が必要かも(セギの前に打者を出さない。)逆に言うとこの日田中が1点でしのげたのはセギノールとの相性もあったと思います。金子誠はなんかこの日打つような(これまで打っていないので)気がしたんですが、スタンドまで持っていかれるとは思いませんでした。
さて本題の田中。プロ野球ニュースでは禅問答みたいだと言われていた野村さんのコメントですが誤解を招いてもいけないと思ったので今回は丸々サンスポに出ていたまま載せました。
野村さんが何を言いたいのか、ですが実はちーぐるすがぼんやりと感じた事と似通っているのかも知れません。ちーぐるすは今回の登板非常に楽しみにしていたのですが、5回稲葉を抑えた所とその後の6回表のピッチングはまあまあよかったと思いますが、確かにそれ以前はやや慎重になり過ぎたきらいもあるかな、と思います。
そして何より今ちーぐるすが何を見たいか、というややわがままな意見を言わせて貰えれば燕川島のルーキー時、4月から6月に掛けて川島の身に起きた事を見たいんですよね。あの当時川島は大卒で入りましたがいきなりローテに入って確か東京ドームで讀賣相手に3本か4本ホームラン打たれてました。ちーぐるすは5月に入るか入らないか位の時期にこれまたたまたまシーズンシートのチケットを手に入れて嬉々として見に行ったんですが、先発は川島対井川。その3・4本ホームラン打たれた東京ドームの試合の次(あるいはその次の)登板だったように思います。どちらかと言えば井川を見たくて行った試合でしたけれど、この1試合で川島が大好きになりました。
あの時の川島の何がそんなによかったのか。考えるにおそらく今の川島に比べるとコントロールもまだよくはなかったし、緩急とかもなくてとにかく全力とにかく必死。そして何よりちーぐるすの胸を打ったのは、川島が古田を信じ切って古田のサインのままその時自分が投げられる一番いい球を全身全霊を込めて投げていたこと。まるで古田が川島の恋人でもあるかのように(変な表現ですが)。
そしてその信じて投げた球がまあ思いっ切り打たれて思いっ切り飛んでその度に川島がぽっかり口を開けてその球の行方を目で追っている様と言ったら。その川島のリアクションの大きさを最初TVで(対讀賣@東京ドーム)見た時はひどく受けてしまったのですが、実際生で川島を見て好感をもったと同時に段々川島のリアクションそのものを笑えなくなってきていました。
ここまで素直でここまで一本気な選手が伸びないはずはないし、実際恐ろしく伸びてしまって6月にTVで見た時は、しまったというかやられたというか、ああもうこうなっちゃったら川島は打てないな、と思いました。案の定勝ち星を積み上げて新人王。その後生で見た交流戦ではマリンで素晴らしいピッチングを披露して勝ち星さらって行ってしまいました。
まあ言葉尽くすよりあの時の4月の川島と6月の川島のピッチングの映像があったらそれを見てもらうのが一番いいんですが、要は打たれる事や勝ち負けそのもの以上に今の田中が吸収したり学んだりして欲しい事があるって事なのかも。
後に川島がジョニー黒木のファンだ、という事を知ってむしろこの新人当時のピッチングに納得がいきました。なるほど、ああいうタイプが理想なのか、って感じで。松坂がメジャー一勝目を上げた相手監督(ロイヤルズ)の言葉を借りれば田中はピッチングの理想や哲学というものの入り口でむしろ考え過ぎて迷っているのかも知れませんね。(そして余談ですが松坂一勝目のニュースの度に初登板@東京ドーム対片岡が出てきて笑っちゃうんだけど。)それからストライクゾーンの戸惑いもあったかも知れませんね。後風の影響とか。(この日やたらエラーありましたが、あれも風の影響でしょうか。)
まあねえ。これだけ騒がれたらいろいろアドバイスも雑音も多いと思いますが、自分にとっていい事だけを取り入れていったらいいんですよね。全部が全部聞く必要はないんで。
ロッテ、拙攻にボビー“怒”「接戦になるべき試合じゃない」:サンスポ
(パ・リーグ、オリックス3-2ロッテ、3回戦、ロッテ2勝、5日、京セラドーム大阪)バレンタイン監督は11残塁の打線に怒りの矛先を向けた。「得点機はたくさんあった。こんな接戦になるべき試合じゃない」と切り捨てた。中でも三、五回と満塁機に凡退した里崎には「シーズンを通して打率1割台の打者ではないが、リズムを失っている」。逆転2ランを浴びたリードについても「薮田の球は問題ないが、攻め方が問題だ。続けて内角を突いたのはミス」と手厳しかった。***
■京セラドーム
■スコア
ロッテ 2-3 オリックス
オリックス勝利
■本日の継投
勝/岸 田 1勝
S/カーター 2S
敗/薮 田 1勝1敗
ロッテ/成瀬.薮田-C/里崎
オリックス/セラフィニ.岸田.カーター-C/前田
■HR:1回ズレータ4号ソロ、8回青 野2号ソロ
8回ラロッカ4号2ラン(04/05 21:03 試合終了)
■先発投手
ロッテ 成瀬 / オリックス セラフィニ
■本日のスタメン
ロッテ オリックス
1 TSUYOSHI 大西
2 サブロー 阿部真
3 ズレータ ラロッカ
4 ベニー ローズ
5 里崎 北川
6 今江 下山
7 青野 塩崎
8 大塚 水口
9 渡辺正 前田
(2007-04-05 18:00:00 試合開始)
珍しくボビーのコメントがそのまま記事になって感情的な意見が述べられていますね。でもこの季節薮田たまに燃えちゃうし。むしろちーぐるす的にはこの前2試合よくラロッカ抑えられたと思っているので、仕方ないかな、と思います。成瀬に勝ちをつけて上げたかったですけれど。
ボビーの感情的な意見ってやっぱりコリンズ監督への対抗意識のせいなのかな。だとするとボビーが感情的になる程分が悪くなっちゃうと思うんですが。
ラロッカですけれど前にちょっと書いた通りローボールヒッターなんで(なんか別にラロッカだけでなく割と広島出身の選手って低め捌くの上手いように思います。シーツもそうだし。嶋とかもそうだし。)下手に真ん中低めとか投げても結局打たれちゃうんですよね。今回はやや抜けた球打たれちゃいましたけど、この日の次の試合でライオンズ岸が打たれた球の方がどちらかと言えばラロッカが好きな球のように思います。
攻撃面について残塁祭りだったみたいですが、それもマリーンズらしさっちゃあらしさだし。里崎が攻撃の的みたいですが、じゃあ橋本使ってやれよ、じゃあなんで辻ちゃん出すの、って感じになっちゃうし。ボビーが焦るのもわかりますけれど、正直もっと他に変えるべき点はたくさんあると思います。ベニーとかローテとか。里崎の配球を全て肯定している訳ではありませんが、オリの今のキャッチャーの使い方の試行錯誤ぶりよりはいいような。(でも前田もいい選手みたいだしなあ。日高好きなんだけど。)
しかしラロッカに打たれた球は何回見ても「ひゃあ」とか「あああ」とか変な声出ちゃいますね。ちょっと衝撃。ちなみにこの日ちーぐるす本犬(通称ちーぐるす外の人・写真の犬)が抜歯して退院してきた所で、麻酔と点滴でへろへろだったのでちーぐるす中の人(人間)もそのお世話で忙しく(まだ点滴の針入ってたりして)残塁祭りはあんまり真剣に見ていません。外の人連れて帰宅した直後に見た青野のHRは素晴らしかったんですが。
西武3発で勝ち越し!細川&石井が連続弾→リーファー満塁弾:サンスポ
(パ・リーグ、西武8-3ソフトバンク、3回戦、西武2勝1敗、5日、グッドウィルドーム)新たな裏金発覚で球団が揺れている中、チームは一体感を見せた。1点を追う三回に細川、石井義が連続本塁打。下位打線が予想外の形で試合をひっくり返し、伊東監督は「本塁打のない2人が…」と驚いていた。八回にはリーファーがとどめの満塁弾。ソフトバンクのお株を奪う一発攻勢で3連戦勝ち越し。同監督は「うちの攻撃とは違うが、効果的に出た」とほくそ笑んだ。***
■ グッドウィル
ソフトバンク 3-8 西武
西武勝利
■本日の継投
勝/松 永 1勝
敗/ガトームソン 1敗
ソフトバンク/ガトームソン.藤岡.柳瀬-C/山崎
西武/松永.長田.小野寺-C/細川
■HR:5回ブキャナン3号ソロ
3回細 川1号ソロ、石井義1号ソロ、8回リーファー2号満塁(04/05 21:14 試合終了)
■先発投手
ソフトバンク ガトームソン / 西武 松永
■本日のスタメン
ソフトバンク 西武
1 辻 福地
2 川崎 片岡
3 ブキャナン 中島
4 松中 カブレラ
5 小久保 和田
6 柴原 リーファー
7 江川 G.G.佐藤
8 山崎 細川
9 斉藤秀 石井義
(2007-04-05 18:00:00 試合開始)
このカードライオンズ勝ち越し。首位のホークスの独走になんとかブレーキをかけられる結果となりました。しかしスカパーではこの3連戦リーファーのインタビューとリーファーのサインボールプレゼントとかやっていたんで、お立ち台に松永と立ててよかったですね、リーファー。正直去年のバンザイ外野守備を見た時には今年は日本にいないんじゃないか、と思っていたんですが。
先発ですけれど松永がこれでローテ当確でしょうから、ほぼライオンズはローテ固まったんでしょうかね。問題は真ん中(中継ぎ)でしょうか。一方ホークスのガトームソンですがどうしたんでしょうか。なんかヤクルト時代と比べると月とすっぽん位の出来の悪さですね。何がいけないんだろう。グーリン化していますねえ。
まあいくつか考えられる原因を上げると、シーズン序盤という事やサインとかの違いもあるかも知れませんが、パセのストライクゾーンの違いも(去年と今年のストライクゾーンの違いも若干あるようですが)あるかも。この日ちょっと讀賣戦見ていましたけれど、セって随分低いボールとってくれるんですね。岩瀬のピッチング見てたんですけれど、あれがとって貰えるなら、この日のイーグルス田中の投球もストライクにとってもらえる球がいくつかあったように思います。後今年は外角広めにとってもらえるようですがその辺は去年より有利になっているはずなんですけれどねえ。
そして細川がまたバスターで嘘みたいなホームラン打ってます。この細川のHRで3試合位試合を落としたのが去年のマリーンズだったんじゃなかったっけ。なんか外でいろいろ言われているから余計にライオンズは試合では頑張っちゃってるし、また頑張らなくてはいけない状況なんでしょうね。
ちーぐるすが今更もうどうのこうの言う事ではないです。ただそれこそ今随分松坂松坂と地上波のトップニュースになったりしていますけれど、じゃあ松坂が日本で投げていた時はどうだったんだろうか、と。あのガラガラのインボイス(今のグッドウィル)で対ロイヤルズ戦よりずっといいピッチングをしていた時それをちゃんと生で見てあげてましたか?そしてそれをちゃんとマスコミは伝えてあげていましたか?
今の松坂が幸せならそれでいい、と思うけれど、でも間違いなくサヨナラゲーム@インボイスとかでライオンズの他の選手と犬ころみたいに喜んでた松坂はライオンズというチームとその仲間が大好きだった。日本シリーズでもプレーオフでも勝ちたくて必死だった。それは確かだ。あの時の松坂の凄さとその松坂をなんとか打ち崩そうと戦った相手チームの必死さは普通の人達に今の松坂のニュース以上にちゃんと伝わっていたんだろうか。
あの時目の前にあった本当の宝を大切にしないで、今メジャー行ってから大騒ぎばかりしているようでは、前のWBC優勝とかその意味とかもただの幻同然なんじゃないかな。叩かれまくりのライオンズですけれど、ライオンズというチームのほんとうの良さや面白さってものは実はあまり伝わっていないんじゃないかな。そう思います。
~4/5の小坂~
■東京ドーム
■スコア
中日 5-3 巨人
■今日の小坂
対 グラセスキ 四球
■本日の継投
中日/川上.グラセスキ.岡本.岩瀬-C/谷繁
巨人/木佐貫.前田.真田.野口-C/阿部(04/05 21:26現在)
なんかこの日讀賣はウッズに3本もHR打たれたそうで、なんでそこまで打たれなければいけないか理解不能です。歩かせられないなら、思い切ってキャッチャー実松という選択肢はないんでしょうか。3本目打たれなければ延長だったのに。なんかよくわかんないです。
◆野村語録:「なんか運を持っているのかな。モタモタしながら1失点。3人で終われないのに、よく収まったよ。四球が4つ。普通ならメロメロになる。運がいいんだろう。次につながる内容じゃないので楽しみが持てないね。コントロールを乱す原因は技術なのか内面なのか。両方かもしれないけど、マウンドで余計なことを考えるんじゃないか。高校生がプロ相手に投げるんだから、胸を借りるつもりでいいのに。欲とか色気とかあるんじゃない? 性格が若者としてはまじめすぎる。もっと乱暴で無謀でいい。若いのに投球がまじめだよ。まあ、一回にもう1点とらないと。新人のときは点もとってやらないとね。1点取って無死二塁。最低2点と考えていたんだけど…」
■フルスタ宮城
■スコア
日本ハム 3-1 楽天
日本ハム勝利
■本日の継投
勝/金 村 1勝1敗
敗/松 崎 2敗
日本ハム/金村-C/高橋
楽天/田中.松崎.松本.徳元.吉田-C/嶋.藤井
■HR:8回セギノール5号ソロ、9回金子誠1号ソロ(04/05 16:37 試合終了)
~4/5田中の成績~
(イニング数)6
(被安打数)5
(奪三振数)6
(四死球数)4
(自責点)0
(防御率) 7.04
(勝敗数)0勝0敗0S
<楽天イーグルス>
1.鉄平(中)
2.高須(二)
3.礒部(右)
4.フェルナンデス(三)
5.山崎武(DH)
6.リック(左)
7.草野(遊)
8.ウィット(一)
9.嶋(捕)
P.田中
<北海道日本ハムファイターズ>
1.森本(中)
2.田中賢(二)
3.坪井(左)
4.セギノール(DH)
5.稲葉(右)
6.高橋(捕)
7.稲田(一)
8.グリーン(三)
9.金子誠(遊)
P.金村
4連勝ならず。非常に惜しかったですがとりあえず田中は置いておいてまず打線について。
とにかくクリーンアップが金村の苦手意識があるせいかどうも上手く機能していませんでした。ホセは対金村では代打起用でスタメンから外してもいいんじゃないかな、と思います。ヒット1本出て喜んでいるようではねえ。色々スタメン入れ替えて金村と相性のいい面子でラインアップ組んでみてもいいように思います。全体的に金村は丁寧なピッチングが身上ですけれど、恐ろしく早い球って今ないので逆にファームから上がったばっかりで苦手意識のない人なんかがひょっこり打つかも知れませんね。
やはりチャンスが少なかったので少ないチャンスを掴めなかったのは痛かったです。礒部が鍵を握っているように思います。そしてセギノール・・・やはりこの3連戦抑えられませんでしたね。最悪歩かせてもいいような事前の配球が必要かも(セギの前に打者を出さない。)逆に言うとこの日田中が1点でしのげたのはセギノールとの相性もあったと思います。金子誠はなんかこの日打つような(これまで打っていないので)気がしたんですが、スタンドまで持っていかれるとは思いませんでした。
さて本題の田中。プロ野球ニュースでは禅問答みたいだと言われていた野村さんのコメントですが誤解を招いてもいけないと思ったので今回は丸々サンスポに出ていたまま載せました。
野村さんが何を言いたいのか、ですが実はちーぐるすがぼんやりと感じた事と似通っているのかも知れません。ちーぐるすは今回の登板非常に楽しみにしていたのですが、5回稲葉を抑えた所とその後の6回表のピッチングはまあまあよかったと思いますが、確かにそれ以前はやや慎重になり過ぎたきらいもあるかな、と思います。
そして何より今ちーぐるすが何を見たいか、というややわがままな意見を言わせて貰えれば燕川島のルーキー時、4月から6月に掛けて川島の身に起きた事を見たいんですよね。あの当時川島は大卒で入りましたがいきなりローテに入って確か東京ドームで讀賣相手に3本か4本ホームラン打たれてました。ちーぐるすは5月に入るか入らないか位の時期にこれまたたまたまシーズンシートのチケットを手に入れて嬉々として見に行ったんですが、先発は川島対井川。その3・4本ホームラン打たれた東京ドームの試合の次(あるいはその次の)登板だったように思います。どちらかと言えば井川を見たくて行った試合でしたけれど、この1試合で川島が大好きになりました。
あの時の川島の何がそんなによかったのか。考えるにおそらく今の川島に比べるとコントロールもまだよくはなかったし、緩急とかもなくてとにかく全力とにかく必死。そして何よりちーぐるすの胸を打ったのは、川島が古田を信じ切って古田のサインのままその時自分が投げられる一番いい球を全身全霊を込めて投げていたこと。まるで古田が川島の恋人でもあるかのように(変な表現ですが)。
そしてその信じて投げた球がまあ思いっ切り打たれて思いっ切り飛んでその度に川島がぽっかり口を開けてその球の行方を目で追っている様と言ったら。その川島のリアクションの大きさを最初TVで(対讀賣@東京ドーム)見た時はひどく受けてしまったのですが、実際生で川島を見て好感をもったと同時に段々川島のリアクションそのものを笑えなくなってきていました。
ここまで素直でここまで一本気な選手が伸びないはずはないし、実際恐ろしく伸びてしまって6月にTVで見た時は、しまったというかやられたというか、ああもうこうなっちゃったら川島は打てないな、と思いました。案の定勝ち星を積み上げて新人王。その後生で見た交流戦ではマリンで素晴らしいピッチングを披露して勝ち星さらって行ってしまいました。
まあ言葉尽くすよりあの時の4月の川島と6月の川島のピッチングの映像があったらそれを見てもらうのが一番いいんですが、要は打たれる事や勝ち負けそのもの以上に今の田中が吸収したり学んだりして欲しい事があるって事なのかも。
後に川島がジョニー黒木のファンだ、という事を知ってむしろこの新人当時のピッチングに納得がいきました。なるほど、ああいうタイプが理想なのか、って感じで。松坂がメジャー一勝目を上げた相手監督(ロイヤルズ)の言葉を借りれば田中はピッチングの理想や哲学というものの入り口でむしろ考え過ぎて迷っているのかも知れませんね。(そして余談ですが松坂一勝目のニュースの度に初登板@東京ドーム対片岡が出てきて笑っちゃうんだけど。)それからストライクゾーンの戸惑いもあったかも知れませんね。後風の影響とか。(この日やたらエラーありましたが、あれも風の影響でしょうか。)
まあねえ。これだけ騒がれたらいろいろアドバイスも雑音も多いと思いますが、自分にとっていい事だけを取り入れていったらいいんですよね。全部が全部聞く必要はないんで。
ロッテ、拙攻にボビー“怒”「接戦になるべき試合じゃない」:サンスポ
(パ・リーグ、オリックス3-2ロッテ、3回戦、ロッテ2勝、5日、京セラドーム大阪)バレンタイン監督は11残塁の打線に怒りの矛先を向けた。「得点機はたくさんあった。こんな接戦になるべき試合じゃない」と切り捨てた。中でも三、五回と満塁機に凡退した里崎には「シーズンを通して打率1割台の打者ではないが、リズムを失っている」。逆転2ランを浴びたリードについても「薮田の球は問題ないが、攻め方が問題だ。続けて内角を突いたのはミス」と手厳しかった。***
■京セラドーム
■スコア
ロッテ 2-3 オリックス
オリックス勝利
■本日の継投
勝/岸 田 1勝
S/カーター 2S
敗/薮 田 1勝1敗
ロッテ/成瀬.薮田-C/里崎
オリックス/セラフィニ.岸田.カーター-C/前田
■HR:1回ズレータ4号ソロ、8回青 野2号ソロ
8回ラロッカ4号2ラン(04/05 21:03 試合終了)
■先発投手
ロッテ 成瀬 / オリックス セラフィニ
■本日のスタメン
ロッテ オリックス
1 TSUYOSHI 大西
2 サブロー 阿部真
3 ズレータ ラロッカ
4 ベニー ローズ
5 里崎 北川
6 今江 下山
7 青野 塩崎
8 大塚 水口
9 渡辺正 前田
(2007-04-05 18:00:00 試合開始)
珍しくボビーのコメントがそのまま記事になって感情的な意見が述べられていますね。でもこの季節薮田たまに燃えちゃうし。むしろちーぐるす的にはこの前2試合よくラロッカ抑えられたと思っているので、仕方ないかな、と思います。成瀬に勝ちをつけて上げたかったですけれど。
ボビーの感情的な意見ってやっぱりコリンズ監督への対抗意識のせいなのかな。だとするとボビーが感情的になる程分が悪くなっちゃうと思うんですが。
ラロッカですけれど前にちょっと書いた通りローボールヒッターなんで(なんか別にラロッカだけでなく割と広島出身の選手って低め捌くの上手いように思います。シーツもそうだし。嶋とかもそうだし。)下手に真ん中低めとか投げても結局打たれちゃうんですよね。今回はやや抜けた球打たれちゃいましたけど、この日の次の試合でライオンズ岸が打たれた球の方がどちらかと言えばラロッカが好きな球のように思います。
攻撃面について残塁祭りだったみたいですが、それもマリーンズらしさっちゃあらしさだし。里崎が攻撃の的みたいですが、じゃあ橋本使ってやれよ、じゃあなんで辻ちゃん出すの、って感じになっちゃうし。ボビーが焦るのもわかりますけれど、正直もっと他に変えるべき点はたくさんあると思います。ベニーとかローテとか。里崎の配球を全て肯定している訳ではありませんが、オリの今のキャッチャーの使い方の試行錯誤ぶりよりはいいような。(でも前田もいい選手みたいだしなあ。日高好きなんだけど。)
しかしラロッカに打たれた球は何回見ても「ひゃあ」とか「あああ」とか変な声出ちゃいますね。ちょっと衝撃。ちなみにこの日ちーぐるす本犬(通称ちーぐるす外の人・写真の犬)が抜歯して退院してきた所で、麻酔と点滴でへろへろだったのでちーぐるす中の人(人間)もそのお世話で忙しく(まだ点滴の針入ってたりして)残塁祭りはあんまり真剣に見ていません。外の人連れて帰宅した直後に見た青野のHRは素晴らしかったんですが。
西武3発で勝ち越し!細川&石井が連続弾→リーファー満塁弾:サンスポ
(パ・リーグ、西武8-3ソフトバンク、3回戦、西武2勝1敗、5日、グッドウィルドーム)新たな裏金発覚で球団が揺れている中、チームは一体感を見せた。1点を追う三回に細川、石井義が連続本塁打。下位打線が予想外の形で試合をひっくり返し、伊東監督は「本塁打のない2人が…」と驚いていた。八回にはリーファーがとどめの満塁弾。ソフトバンクのお株を奪う一発攻勢で3連戦勝ち越し。同監督は「うちの攻撃とは違うが、効果的に出た」とほくそ笑んだ。***
■ グッドウィル
ソフトバンク 3-8 西武
西武勝利
■本日の継投
勝/松 永 1勝
敗/ガトームソン 1敗
ソフトバンク/ガトームソン.藤岡.柳瀬-C/山崎
西武/松永.長田.小野寺-C/細川
■HR:5回ブキャナン3号ソロ
3回細 川1号ソロ、石井義1号ソロ、8回リーファー2号満塁(04/05 21:14 試合終了)
■先発投手
ソフトバンク ガトームソン / 西武 松永
■本日のスタメン
ソフトバンク 西武
1 辻 福地
2 川崎 片岡
3 ブキャナン 中島
4 松中 カブレラ
5 小久保 和田
6 柴原 リーファー
7 江川 G.G.佐藤
8 山崎 細川
9 斉藤秀 石井義
(2007-04-05 18:00:00 試合開始)
このカードライオンズ勝ち越し。首位のホークスの独走になんとかブレーキをかけられる結果となりました。しかしスカパーではこの3連戦リーファーのインタビューとリーファーのサインボールプレゼントとかやっていたんで、お立ち台に松永と立ててよかったですね、リーファー。正直去年のバンザイ外野守備を見た時には今年は日本にいないんじゃないか、と思っていたんですが。
先発ですけれど松永がこれでローテ当確でしょうから、ほぼライオンズはローテ固まったんでしょうかね。問題は真ん中(中継ぎ)でしょうか。一方ホークスのガトームソンですがどうしたんでしょうか。なんかヤクルト時代と比べると月とすっぽん位の出来の悪さですね。何がいけないんだろう。グーリン化していますねえ。
まあいくつか考えられる原因を上げると、シーズン序盤という事やサインとかの違いもあるかも知れませんが、パセのストライクゾーンの違いも(去年と今年のストライクゾーンの違いも若干あるようですが)あるかも。この日ちょっと讀賣戦見ていましたけれど、セって随分低いボールとってくれるんですね。岩瀬のピッチング見てたんですけれど、あれがとって貰えるなら、この日のイーグルス田中の投球もストライクにとってもらえる球がいくつかあったように思います。後今年は外角広めにとってもらえるようですがその辺は去年より有利になっているはずなんですけれどねえ。
そして細川がまたバスターで嘘みたいなホームラン打ってます。この細川のHRで3試合位試合を落としたのが去年のマリーンズだったんじゃなかったっけ。なんか外でいろいろ言われているから余計にライオンズは試合では頑張っちゃってるし、また頑張らなくてはいけない状況なんでしょうね。
ちーぐるすが今更もうどうのこうの言う事ではないです。ただそれこそ今随分松坂松坂と地上波のトップニュースになったりしていますけれど、じゃあ松坂が日本で投げていた時はどうだったんだろうか、と。あのガラガラのインボイス(今のグッドウィル)で対ロイヤルズ戦よりずっといいピッチングをしていた時それをちゃんと生で見てあげてましたか?そしてそれをちゃんとマスコミは伝えてあげていましたか?
今の松坂が幸せならそれでいい、と思うけれど、でも間違いなくサヨナラゲーム@インボイスとかでライオンズの他の選手と犬ころみたいに喜んでた松坂はライオンズというチームとその仲間が大好きだった。日本シリーズでもプレーオフでも勝ちたくて必死だった。それは確かだ。あの時の松坂の凄さとその松坂をなんとか打ち崩そうと戦った相手チームの必死さは普通の人達に今の松坂のニュース以上にちゃんと伝わっていたんだろうか。
あの時目の前にあった本当の宝を大切にしないで、今メジャー行ってから大騒ぎばかりしているようでは、前のWBC優勝とかその意味とかもただの幻同然なんじゃないかな。叩かれまくりのライオンズですけれど、ライオンズというチームのほんとうの良さや面白さってものは実はあまり伝わっていないんじゃないかな。そう思います。
~4/5の小坂~
■東京ドーム
■スコア
中日 5-3 巨人
■今日の小坂
対 グラセスキ 四球
■本日の継投
中日/川上.グラセスキ.岡本.岩瀬-C/谷繁
巨人/木佐貫.前田.真田.野口-C/阿部(04/05 21:26現在)
なんかこの日讀賣はウッズに3本もHR打たれたそうで、なんでそこまで打たれなければいけないか理解不能です。歩かせられないなら、思い切ってキャッチャー実松という選択肢はないんでしょうか。3本目打たれなければ延長だったのに。なんかよくわかんないです。
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HN:
ちーぐるす
自己紹介:
小坂&青山ファン。こちらはミラーサイト(ほぼログ保管庫)。
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