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個犬的に楽天を中心にパリーグを見守る為のブログ。 個犬的に見守っているので楽天イーグルス球団・選手とは一切関係はありません。
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<オープン戦>楽天10安打で逆転勝ち ソフトB逃げ切れず - 毎日新聞:楽天スポーツ

〇楽天4-2ソフトバンク●:楽天は復活を期す岩隈、高卒新人の田中がそろって好投し、昨季は苦労した先発陣に明るい兆し。打線も応えて10安打で逆転勝ち。「投手が頑張るから試合が壊れない。逆転のチャンスも出る」と、ご満悦の野村監督。ソフトバンクは多村のオープン戦初打点で先制したが、逃げ切れず。5試合を終え、まだチームに本塁打がなく、王監督は「糸を引くような打球を見たいねえ」。

◇田中に野村監督「大したもんだ」:前日に駒大苫小牧高の卒業式を終えて慌ただしく福岡入り。本格的な練習ができずにオープン戦初登板を迎えた。球はことごとくすっぽ抜けた。それでも1回を2奪三振の3者凡退。「プロで長くやっていても、修正するコツを知らない投手がようけおるのに……」と野村監督を感心させた。

六回。斉藤秀への初球は146キロ。高めに大きく外れ、監督も「うわー今日は……と思った」。だが、制球がままならなくても、ストライクを取れる球種がある。鋭く、さまざまな角度に落ちるスライダーは、真ん中高めでも打たれない。斉藤秀は空振り三振。ブキャナンは当てるのが精いっぱいの遊ゴロ。城所のバットも空を切った。

試合後も、プロで何年もやっているかのような落ち着きぶり。「球が高かったっす。でも空振りが取れたんで、何かが良かったんでしょう。楽しくやれました」と淡々。「大したもんだ。ローテーション? 入るでしょう」と野村監督。「北の怪物」の称号にふさわしい14球だった。

○…右肩の故障から再起を期す楽天・岩隈が、オープン戦初登板で3回を2安打無失点。球速は143キロまで戻り、復活を強く印象付けた。2段モーション解消や肩に負担をかけないためのフォーム改造が板につかず、昨季は6試合のみの登板で1勝。だが「制球に気を付けた」と緩急を駆使し、直球も「軽く投げて140キロを超えた。伸びる球がバランスよく投げられた」。新人捕手・嶋が2盗塁を刺した援護もあって危なげなく「いい緊張感で投げられた。無駄な四球をなくして投球の質を高めたい」と笑顔。

○…ソフトバンクの多村がオープン戦5試合目で初長打、初打点。四回、青山の高めに浮いた直球を逃さず、右中間フェンス上部に直撃する先制三塁打を放った。「ホームランにならなかったのはノーパワーでした。まだちゃんとは振れていないし、試行錯誤の段階」と言うものの、まずは結果が出てホッとした様子。***

オープン戦結果:スポニチ
オープン戦結果:イーグルス公式

ビデオに録画して見ましたが、この日はどちらのチームもキャッチャー育成中の状況でどうやって戦うのか、という課題をそれぞれ考えさせられる内容となりました。

スタメンマスクを被ったのはイーグルスは嶋・ホークスは高谷。どちらもサインを出した後の構えが遅過ぎるように感じました。それはほんの数秒とか時として零コンマ何秒とかのレベルかもしれないんですけれど・・・

キャッチャーの構えが遅いと時としてピッチャーは自分のテンポで投げられなくなります。今回岩隈もガトームソンもおそらく自分のテンポでは投げていなかったように思います。

特に高谷は的場以外はダンゴレース状態のホークスキャッチャーのポジション争いにおいて、非常に貴重なチャンスだったのですからもっとしっかりチャンスを掴むべきだったと思います。他のキャッチャーにも言えるかも知れませんけれど、自チームや自リーグで投げていなくても少なくとも日本に前年度在籍した選手であるなら映像は入手できるはずなのですから、もっとガトームソンのVTRとかは見て上げるべきだと思います。

去年ヤクルトで投げたのは数回生で見ましたけれど、キャッチャーは米野でも古田でももっとテンポはよかったように思います。というかテンポよく投げていかないと調子を崩す事もあり得る訳でしょう。サインそのものも大切ですが、ガトームソンがもっと自分のテンポで投げられるように工夫してあげてもいいんじゃないかな、と思いました。

一方の嶋ですが、まあ岩隈に嶋を育ててあげようという気持ちがあるのか、こちらも岩隈本来のテンポでは投げていないように思います。この辺はパリーグで言えば今はオリックスの日高とかが非常に上手だと思いますので(上手でなければあれだけころころピッチャー代わってもそれぞれのテンポで投げさせて上げられないでしょう)、日高でなくてもいいですけれど、上手い人を参考にしてみてもいいのではないでしょうか。特にいい時の大久保・日高バッテリーや加藤・日高バッテリーはいいと思います。

話嶋に戻しますと、盗塁を刺した肩はなかなかいいと思います。後は藤井とかとどういう風に組み合わせて使うか、ですよね。イーグルスみたいなまだ順位が下のチームは特にどうしても気が強いキャッチャーが必要ですから、嶋には充分に育ってもらいものです。

イーグルスのピッチャーに関して言えば、この日完全に自分のテンポで投げていたのはおそらく田中だけではなかったか、と思います。田中の投球ですが、王監督から見ると逃げていたようにも見えたのかも知れませんが、ちーぐるすの感じでは逃げたと言うより球が荒れていたけど抑えちゃった、って所なんじゃないかな、と。

どうなんでしょうかね、解説若菜さんに言わせると福岡ドームのマウンドは投げやすい、って事らしいんですけれど・・・ちーぐるすには合う合わないがはっきりし過ぎているマウンドなんじゃないかな、とも。もちろんホークス打線の破壊力もあるのかも知れませんけれど、ものすごく燃える人は燃えやすいですよね、ここは。おこげどころか真っ黒焦げになって、防御率がすごいことになる人も少なくないし。

まあ田中に関して言えば高校時代は甲子園のような柔らかいマウンドで最終的に結果を出すことを目標にしていたのですから、今度はどこ行ってもそれより硬いマウンドが主になる訳で(マウンドの下にレンガが埋まっている事もたまにありますし)、とにかく馴れるのが先決でしょうね。

で、実は一番気になったのが青山。もうちょっとなあ。投球内容とか投球そのものよりも一番大きいのは気持ちの問題のように思うんですよねえ。優しい顔しているしなあ。その優しさがアダになっているんじゃないのかなあ。なんというのか、誰を押しのけてでも一番になってやる、みたいな多少のエゴイスティックな自負心みたいなものがなければ投手なんて職業は辛すぎてやっていけないようにも思うんです。

タイプ的にマリーンズ薮田にも(性格的な点で)似ているようにも思われますので、性格を変えるのは無理かも知れませんが強い気持ちというか心を持って欲しいです。打たれたのは俺が悪いんじゃない、打たれたボールがいけないんだ、位の(極端に言えば)気持ちを持ってもいいかも、青山みたいなタイプは。自分が悪いと思うと落ち込んでしまいそうだし。とにかく人事を尽くして天命を待つ、ではありませんが、ここまでやってるんだから打たれない、という自信を持つ事が今は一番必要にも思います。

そして青山を打ったホークス多村ですが、記事見るとやっぱりまだ振り切れていない、というか振り遅れているんですね。どうも見た印象がベイスターズ時代とぶれているような気がしたんですが、本人のコメント見て納得。多村は本当にいい時は振ったと思った時にはもうバット振り切っているし。

多村のホークスのユニ着た写真とか見ると笑った写真が多いんですけれど、ベイスターズ時代の多村の印象ってどうしてもバッターボックスに入って佇んでいる時のものが強くて、まあ考えてみればベイスターズ時代はここで多村が打たなければまず負ける、とかそういう追い詰められた時にHRやタイムリーを打ってきた訳ですよね。そういう追い詰められた多村と今の多村は状況的に違う訳ですから、追い詰められたら本当の多村が見られると思いますので、それはそれで楽しみにしています。

それからホークスはオープン戦と言うこともあってまだ松中・小久保が出ていませんし、内野手・外野手共育成段階にある選手を使っている訳ですけれど、何年か前のそれこそスタメン生え抜きがピッチャーと松中と川崎と城島しかいない、という状況に比べればまだまだ1軍スタメンで使ってもらえる可能性が高いのですし、それだけホークス球団の置かれている状況も楽になったという事なのですから、若い選手にはチャンスを掴んでもらいですね。


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