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個犬的に楽天を中心にパリーグを見守る為のブログ。 個犬的に見守っているので楽天イーグルス球団・選手とは一切関係はありません。
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扱わないつもりだったのですが、今後の規約の問題もあるので。

プロ野球:阪神の保証金など29億円免除 オーナー会議:MSN毎日

プロ野球のオーナー会議が14日、東京都内のホテルで開かれた。親会社の経営統合に伴い、阪神タイガースに求めていた預かり保証金など30億円の支払いの減免問題について、加入手数料を除く29億円を条件付きで免除することを全会一致で決めた。来月開かれる日本野球機構理事会で正式に免除が決まる。

7月のオーナー会議では、阪神電鉄と阪急ホールディングス(HD)の経営統合は「球団の実際上の保有者」の変更にあたるとして、預かり保証金25億円、野球振興協力金4億円、加入手数料1億円の計30億円の支払いを求めることを決めた。10月1日に統合会社「阪急阪神HD」が正式に発足したが、阪神は「球団の経営形態は変わらない」として、減免を求める要請書を提出。日本野球機構側も監査法人による財務審査などを行った。

この日のオーナー会議で、阪神の宮崎恒彰オーナーが「球団経営は阪神電鉄が決定するとの内部合意書がある」などと訴え、根来泰周コミッショナーも確認したため、免除が決まった。ただし、預かり保証金と野球振興協力金の趣旨を明確にするため、今後議論を進めることを条件とした。

▽楽天・井上智治オーナー代行 預かり保証金の廃止の意見を出した。これからも同じ扱いになるようなルール作りを主張した。
▽オリックス・宮内義彦オーナー 預かり保証金は取らなくていいと考えていた。保証金制度に果たして意味があるのか検討してほしいという意見を出し、賛同を得た。
▽横浜・若林貴世志オーナー 前回は支払うべきだと言ったが、経営権が変わっていないことが証明されたので、支払わなくていいという方に回った。
▽ ソフトバンク・笠井和彦オーナー代行 今回は免除に賛成した。しかし新しい球団から預かり保証金をとり、古い球団からはとらないのはおかしい。万が一どこかの球団が経営破たんしたときの選手の生活保障のための預かり金ならば、他球団が連帯保証する制度などを考えるべきだと提案し、それを実行委員会などで検討するという付帯条件をつけた。
▽ロッテ・瀬戸山隆三球団社長 今後も(今回の阪神のような)こういう問題が起きてくるはず。協約改定をきっちりしていかねばならない。
▽巨人・滝鼻卓雄オーナー 元々、払わなくてもいいというスタンスだったのかって? きょうは全会一致だから。

○… 29億円の支払いが免除される方向になり、阪神球団は安ど感に包まれた。2度3度と各球団オーナーの元に足を運ぶなど、6月29日の就任以来、この問題に忙殺された宮崎恒彰オーナーは「2回目のオーナー会議だが、ずいぶん長いこと、この職にある気がする。各球団のオーナーと色々な話をする機会も得られ、エネルギーは使ったけど中身の濃い4カ月だった」と感慨深げ。また、タイガースの経営権が統合前と変わらず阪神電鉄にあると明確に認められ、70年以上の歴史を持つ老舗球団としてメンツを保つ形にもなった。阪神にとっては、名も実も取るオーナー会議になった。(最終更新時間 11月14日 20時37分)***

30億から1億という思い切った減免措置が取られた背景についての記事は以下の通り。

阪神問題:オーナー会議の決定、逆転免除の背景:MSN毎日
阪神に30億円の支払いを求めた7月5日のオーナー会議の決定は、それなりに説得力があった。免除を認めた場合、球団自体を買わずとも親会社を買収すれば、巨額の保証金を支払わずに事実上の球団保有者になれるからだ。しかし問題が二つあった。阪急阪神HDが発足前で、会社の実態が明確でなかったこと、そして日本野球機構の理事会を通していなかったことだ。阪神はその2点を突き、何とか逆転免除を勝ち取った。

根来コミッショナーの協力を得られたことも大きい。コミッショナーは宮崎オーナーに対し、他の11球団を個別に訪問して事情説明を行うよう助言。自ら阪急阪神HDを訪れ、角和夫社長に聴聞を行うなど積極的に動いた。その尽力ぶりは、オーナー会議の出席者の一人が「コミッショナーが示したラインに沿って承認しようとなった」と話したほどだ。

しかし、もともと野球協約の不備の問題だったとも言える。97年の独禁法改正で純粋持ち株会社(ホールディング会社)の存在が解禁されて以降、今回の阪急-阪神のような形での企業買収、統合は珍しくないが、協約はそうした経済状況を想定していない。預かり保証金、野球振興協力金の意味づけもあいまいだ。現在、コミッショナーを中心に協約改定作業が続いているが、今回の事例は大いに参考になるだろう。(最終更新時間 11月14日 22時09分)***

なんかこうやってみると根来さんがいい人みたいに見えてきますね。しかし正直近鉄の問題の時と阪神の問題の時とコミッショナーの態度が違うように思うのは気のせいなんでしょうかねえ。阪神は問題を解決して、結局村上ファンドも悪者で、最終的な減免問題までもってこられたから、という事が当然あるんでしょうけれど。ただパリーグってのはやっぱり辛い立場に置かれているように思いました。

実際今経営的にヤバイのはむしろスワローズとかだと思うのですが(親会社がしっかりしているから持っているようなもので)。やはりプロ野球もJリーグ並みに情報公開して財務の透明性を保つ時期に来ていると思います。
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