個犬的に楽天を中心にパリーグを見守る為のブログ。
個犬的に見守っているので楽天イーグルス球団・選手とは一切関係はありません。
3連勝で枠1つしかなかったこの大会でのオリンピック出場権を無事獲得しました。
星野ジャパン:北京五輪出場決定:毎日jp
(前半略)○日本10-2台湾●:日本が終盤の集中攻撃で逆転勝ち。一回、新井の適時打で先制。六回に台湾・陳金鋒の2ランで逆転されたが、七回、無死満塁にサブローのスクイズで同点。なお1死二、三塁から西岡の右前適時打で勝ち越し、この回打者12人の攻撃で6点奪った。九回も新井の2ランなどで加点。ダルビッシュは7回3安打2失点の力投。八回から藤川、上原とつなぎリードを守り、五輪切符をかちとった。
▽日本・星野監督 これでゆっくりシーズンオフが過ごせるかな。一発に頼らず、つなぎ、つなぎで、選手たちが日本野球の底力を見せてくれた。これからが大変だと思うけど、金メダルを目指して頑張る。***
7回表の大量点まではとても安心して見ていられる試合ではありませんでした。先制点は奪ってはいたものの、その後追加点は奪えず1点差のまま。6回裏ダルビッシュが痛恨の2ランHRを台湾の4番に浴びた時には、正直テレビの前で固まりました。
が7回村田の死球後稲葉のヒット・里崎のバントによる台湾のフィルダースチョイスによるノーアウト満塁という大きなチャンスがやって来てサブローのスクイズで代走宮本が帰り同点。
ここから一気呵成に西岡・川崎・(青木は四球)・阿部・新井とタイムリーが出て大量6点を捕り、その後9回にも新井の2ランと相手の暴投による追加点を得て終わってみれば10対2。無事オリンピック出場をこの大会で決める事ができました。(韓国及び台湾は3月の世界予選に回ることになります。)
先発のダルビッシュですが、解説の古田さんも言われていた通り相当球が抜けていました。特にスライダーが抜けていたんですかね。球やマウンドとの相性、元々お外が苦手のダルビッシュという事も影響あったかも知れません。オーストラリア戦での登板の際、背筋やわき腹の筋肉にダルビッシュ独特のしなやかさが感じられませんでしたが、この日はその時よりはかなりよくなって来ていたと思いました。
後、古田さんも触れられていましたが相当現地では風が巻いていた模様。風速表示はTVでは9メートルでしたが、試合開始してまだ1時間経つか経たないかの風速でしたので、その後はどのように変化していたのかはちょっと不明。7回あたりはダルビッシュが帽子飛ばしていたシーンもありましたので、もっと吹いた時も実際はあったかも知れません。
ダルビッシュのインタビューによると本人にとっては力を出し切ったとは言えない投球内容だったようですが、しかしこの3年のファイターズでの経験が十二分に出たピッチングだったと思います。実際球が抜けながらもマウンド上で調整して行きつつ、最後は力で討ち取るというようなピッチングは3年目の今だから出来る事でしょう。もうファイターズを退団された佐藤ピッチングコーチですが、こういうちょっと難しい気性の持ち主をよくここまで育ててくれたと思います。2ランHRは打たれましたが、結果逆転できてオーライという事でいいでしょう。7回投げ切りましたしね。
8回より藤川→上原と繋ぎましたが、点差もありましたし安心して見ていられました。長谷部君は結果出番はありませんでしたが、いい経験になったのではないでしょうか。ライオンズ和田は最後まで出番ありませんでしたが、おそらく稲葉の死球がもっとひどかったらサブローライトで和田がレフトだったと思います。こういう試合、どうしても選手を使い切るというより、万々一を考えて残しておこうという選択に行くと思いますので。何あるかわからないもんね。選手足りなくなったら負ける可能性が一気に高まるし。
打つ方ですが試合前半拙攻が続いただけに、後半打線が繋がってほっとしました。青木が最後に固め打ち出来たのと、西岡にタイムリーが出たので繋がりましたね。MVPの阿部ですが打率7割越えとまるで高校野球でしかお目にかからないような数字に。
村田と稲葉は死球喰らいましたし(井端もフィリピン戦で貰いましたね)、新井は離塁して帰塁する際に肩を痛めたように見えたのが気になります。新井はしかも死球喰らって死球と認められなかった、という全く割りのあわない事も1回にありましたね。タイムリー打ったけどさ。大丈夫でしょうかね。しかし新井1塁で好守を連発していました。サードでのセの失策王だった頃を思い出すと雲泥の差。西岡・川崎もいい守備で投手助ける事が出来ました。
さて、このオリンピック予選を兼ねた大会を見た総括を簡単に。コナミカップアジアシリーズの果たしている役割は予期していたよりはるかに大きくなっているように思いました。実際今回はフィリピン・台湾・韓国と戦った訳ですけれど、北京オリンピックの開催国である中国はアジアシリーズに3年続けて出ていますので、フィリピンよりも試合馴れしているんじゃないかな、とも。コーチも増やしているようですしね。
そして台湾と韓国。WBCの時も韓国とは3回も当たり、最後にやっと勝てました。実際今年のアジアシリーズではドラゴンズが予選ではSKワインバーンズに負け、決勝ではドラゴンズがSKに逆に1点差で勝った、という状態。台湾も今回は韓国・日本に負けましたが、アジアシリーズでは2006年はサムソンライオンズを破ってLA NEWベアーズが決勝戦に進出しています。
アジアシリーズを通した経験というのは、実はアジアシリーズに出場したチームや選手だけでなく、参加している国の野球にも思っていたよりずっと大きな影響を与えているのかも知れません。いずれはこの大会も参加国がもっと増えるかも知れませんね。実際アジア野球を知るという点ではとても為になりますし面白いので、ちーぐるすは日本シリーズは見に行かない年でもアジアシリーズは3年連続見に行っていますし。(コナミには感謝しないといけないのかな。)
話北京オリンピックに戻しますと、日本のプロ野球にとっての日程事情から鑑みると、とてもじゃないけれど3月の世界予選は辛過ぎて、そちらに回る事になるとペナント(レギュラーシーズン)に向けた調整(特に投手)がぐちゃぐちゃになる可能性があっただけに、本当によかったです。
(サッカーとかに詳しい方から見ると、回ってもなんとかなるかも、と思われるかも知れませんが、3月に回って代表に選ばれた選手が全て現在の状態かそれを上回る形を作れるか、と言えば非常に難しいと思います。特に3月頭にピークを持ってくるように調整していたら、WBC優勝後の参加投手の状態見てもペナントでの活躍は非常に厳しものになった可能性が。)
ほっとした一方、世界予選はメキシコ・カナダ・オーストラリア等々も参加予定のようですので、ここで3位までに入る、というのは相当大変なはず。それをもし韓国・台湾が勝ち抜けてきたら、また満身創痍ながらも経験値が上がるでしょうから、オリンピック本戦での戦いは更に厳しいものになるかも知れませんね。
とにかく勝ててよかった。しかし星野JAPANというか「ほのぼのJAPAN」(ガンバレ日本プロ野球による命名)って劇場型だったんだね。試合後はほのぼのするけど、試合中は劇場全開。前日の韓国戦はかなり視聴率よかったらしいので、頑張って最後まで放送したテレ朝はホクホクだった事でしょう。この日はアナも割りと大人しかったので、地上波でも充分楽しめました。
台中まで出向いて応援された方々はくたくたになった事でしょう。お疲れ様でした。完全ロードで台湾側応援のファンでぎゅうぎゅうになったスタジアムの雰囲気はTVで見ていても相当異様でした。
ついでですが、前日対韓国戦での紳士協定を破った韓国直前オーダー変更問題で、日本側の主張が通りそうです。国際ルールそのものを新たに改定する事になりそう。ただだからといって前日の試合に関しては日本が勝っていますし特に韓国に対するペナルティとか課されるという訳ではないようです。この問題の詳細については前日のエントリーに詳しく書いてありますので、そちらを見てください。
追記:
正直な話、国際試合の審判のレベルがかなり心配になりました。
参照:
日本対台湾スコア:ニッカン
2007/12/03-21:33 IBAF、ルール改正へ=韓国の打順表変更問題で:時事コム
星野JAPAN韓国戦瞬間最高36・7%:ニッカン
(前半略)○日本10-2台湾●:日本が終盤の集中攻撃で逆転勝ち。一回、新井の適時打で先制。六回に台湾・陳金鋒の2ランで逆転されたが、七回、無死満塁にサブローのスクイズで同点。なお1死二、三塁から西岡の右前適時打で勝ち越し、この回打者12人の攻撃で6点奪った。九回も新井の2ランなどで加点。ダルビッシュは7回3安打2失点の力投。八回から藤川、上原とつなぎリードを守り、五輪切符をかちとった。
▽日本・星野監督 これでゆっくりシーズンオフが過ごせるかな。一発に頼らず、つなぎ、つなぎで、選手たちが日本野球の底力を見せてくれた。これからが大変だと思うけど、金メダルを目指して頑張る。***
7回表の大量点まではとても安心して見ていられる試合ではありませんでした。先制点は奪ってはいたものの、その後追加点は奪えず1点差のまま。6回裏ダルビッシュが痛恨の2ランHRを台湾の4番に浴びた時には、正直テレビの前で固まりました。
が7回村田の死球後稲葉のヒット・里崎のバントによる台湾のフィルダースチョイスによるノーアウト満塁という大きなチャンスがやって来てサブローのスクイズで代走宮本が帰り同点。
ここから一気呵成に西岡・川崎・(青木は四球)・阿部・新井とタイムリーが出て大量6点を捕り、その後9回にも新井の2ランと相手の暴投による追加点を得て終わってみれば10対2。無事オリンピック出場をこの大会で決める事ができました。(韓国及び台湾は3月の世界予選に回ることになります。)
先発のダルビッシュですが、解説の古田さんも言われていた通り相当球が抜けていました。特にスライダーが抜けていたんですかね。球やマウンドとの相性、元々お外が苦手のダルビッシュという事も影響あったかも知れません。オーストラリア戦での登板の際、背筋やわき腹の筋肉にダルビッシュ独特のしなやかさが感じられませんでしたが、この日はその時よりはかなりよくなって来ていたと思いました。
後、古田さんも触れられていましたが相当現地では風が巻いていた模様。風速表示はTVでは9メートルでしたが、試合開始してまだ1時間経つか経たないかの風速でしたので、その後はどのように変化していたのかはちょっと不明。7回あたりはダルビッシュが帽子飛ばしていたシーンもありましたので、もっと吹いた時も実際はあったかも知れません。
ダルビッシュのインタビューによると本人にとっては力を出し切ったとは言えない投球内容だったようですが、しかしこの3年のファイターズでの経験が十二分に出たピッチングだったと思います。実際球が抜けながらもマウンド上で調整して行きつつ、最後は力で討ち取るというようなピッチングは3年目の今だから出来る事でしょう。もうファイターズを退団された佐藤ピッチングコーチですが、こういうちょっと難しい気性の持ち主をよくここまで育ててくれたと思います。2ランHRは打たれましたが、結果逆転できてオーライという事でいいでしょう。7回投げ切りましたしね。
8回より藤川→上原と繋ぎましたが、点差もありましたし安心して見ていられました。長谷部君は結果出番はありませんでしたが、いい経験になったのではないでしょうか。ライオンズ和田は最後まで出番ありませんでしたが、おそらく稲葉の死球がもっとひどかったらサブローライトで和田がレフトだったと思います。こういう試合、どうしても選手を使い切るというより、万々一を考えて残しておこうという選択に行くと思いますので。何あるかわからないもんね。選手足りなくなったら負ける可能性が一気に高まるし。
打つ方ですが試合前半拙攻が続いただけに、後半打線が繋がってほっとしました。青木が最後に固め打ち出来たのと、西岡にタイムリーが出たので繋がりましたね。MVPの阿部ですが打率7割越えとまるで高校野球でしかお目にかからないような数字に。
村田と稲葉は死球喰らいましたし(井端もフィリピン戦で貰いましたね)、新井は離塁して帰塁する際に肩を痛めたように見えたのが気になります。新井はしかも死球喰らって死球と認められなかった、という全く割りのあわない事も1回にありましたね。タイムリー打ったけどさ。大丈夫でしょうかね。しかし新井1塁で好守を連発していました。サードでのセの失策王だった頃を思い出すと雲泥の差。西岡・川崎もいい守備で投手助ける事が出来ました。
さて、このオリンピック予選を兼ねた大会を見た総括を簡単に。コナミカップアジアシリーズの果たしている役割は予期していたよりはるかに大きくなっているように思いました。実際今回はフィリピン・台湾・韓国と戦った訳ですけれど、北京オリンピックの開催国である中国はアジアシリーズに3年続けて出ていますので、フィリピンよりも試合馴れしているんじゃないかな、とも。コーチも増やしているようですしね。
そして台湾と韓国。WBCの時も韓国とは3回も当たり、最後にやっと勝てました。実際今年のアジアシリーズではドラゴンズが予選ではSKワインバーンズに負け、決勝ではドラゴンズがSKに逆に1点差で勝った、という状態。台湾も今回は韓国・日本に負けましたが、アジアシリーズでは2006年はサムソンライオンズを破ってLA NEWベアーズが決勝戦に進出しています。
アジアシリーズを通した経験というのは、実はアジアシリーズに出場したチームや選手だけでなく、参加している国の野球にも思っていたよりずっと大きな影響を与えているのかも知れません。いずれはこの大会も参加国がもっと増えるかも知れませんね。実際アジア野球を知るという点ではとても為になりますし面白いので、ちーぐるすは日本シリーズは見に行かない年でもアジアシリーズは3年連続見に行っていますし。(コナミには感謝しないといけないのかな。)
話北京オリンピックに戻しますと、日本のプロ野球にとっての日程事情から鑑みると、とてもじゃないけれど3月の世界予選は辛過ぎて、そちらに回る事になるとペナント(レギュラーシーズン)に向けた調整(特に投手)がぐちゃぐちゃになる可能性があっただけに、本当によかったです。
(サッカーとかに詳しい方から見ると、回ってもなんとかなるかも、と思われるかも知れませんが、3月に回って代表に選ばれた選手が全て現在の状態かそれを上回る形を作れるか、と言えば非常に難しいと思います。特に3月頭にピークを持ってくるように調整していたら、WBC優勝後の参加投手の状態見てもペナントでの活躍は非常に厳しものになった可能性が。)
ほっとした一方、世界予選はメキシコ・カナダ・オーストラリア等々も参加予定のようですので、ここで3位までに入る、というのは相当大変なはず。それをもし韓国・台湾が勝ち抜けてきたら、また満身創痍ながらも経験値が上がるでしょうから、オリンピック本戦での戦いは更に厳しいものになるかも知れませんね。
とにかく勝ててよかった。しかし星野JAPANというか「ほのぼのJAPAN」(ガンバレ日本プロ野球による命名)って劇場型だったんだね。試合後はほのぼのするけど、試合中は劇場全開。前日の韓国戦はかなり視聴率よかったらしいので、頑張って最後まで放送したテレ朝はホクホクだった事でしょう。この日はアナも割りと大人しかったので、地上波でも充分楽しめました。
台中まで出向いて応援された方々はくたくたになった事でしょう。お疲れ様でした。完全ロードで台湾側応援のファンでぎゅうぎゅうになったスタジアムの雰囲気はTVで見ていても相当異様でした。
ついでですが、前日対韓国戦での紳士協定を破った韓国直前オーダー変更問題で、日本側の主張が通りそうです。国際ルールそのものを新たに改定する事になりそう。ただだからといって前日の試合に関しては日本が勝っていますし特に韓国に対するペナルティとか課されるという訳ではないようです。この問題の詳細については前日のエントリーに詳しく書いてありますので、そちらを見てください。
追記:
正直な話、国際試合の審判のレベルがかなり心配になりました。
参照:
日本対台湾スコア:ニッカン
2007/12/03-21:33 IBAF、ルール改正へ=韓国の打順表変更問題で:時事コム
星野JAPAN韓国戦瞬間最高36・7%:ニッカン
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