ＮＹ小型機衝突２人死去：NYヤンキース投手コリー・ライドル搭乗

ＮＹ小型機衝突：２人死亡　ヤンキース投手が搭乗：MSN毎日＊＊＊

ニューヨーク市マンハッタンで１１日午後（日本時間１２日未明）、小型飛行機が５０階建ての高層アパートに激突、衝突個所が炎上した。ＣＮＮテレビによると、米連邦捜査局（ＦＢＩ）やホワイトハウス当局者は、テロを疑う理由は今のところないと述べた。ＡＰ通信は市検視当局の話として２人が死亡したと報じた。

小型機には米大リーグ、ニューヨーク・ヤンキースのコリー・ライドル投手が搭乗しており、死亡が確認されたという。小型機衝突の情報はブッシュ大統領にも直ちに伝えられた。また、米軍はテロ警戒で戦闘機を緊急発進させた。衝突したのは２０階付近で、少なくとも４つの部屋から炎が噴き出したが、間もなく鎮火した。

ニューヨークでは９月１１日に米中枢同時テロから５年の追悼式典が開かれたばかり。小型機の激突はニューヨーク市民に５年前の悪夢を思い出させるもので、ヘリコプターが飛び交い、救急車が走り回る市内は異様な緊張に包まれた。「航空機がビルに激突」の一報がメディアで流れた直後、テロ再現を懸念してニューヨークの株式市場ではダウ平均が一時７０ドルも下落、ドル相場も一時的に急落した。

アパートはマンハッタンとクイーンズ地区を隔てるイースト川沿いにある。マンハッタン東部のアッパーイーストと呼ばれる高級住宅地で、高層アパートが立ち並ぶ。このアパートの近くには、オークションのサザビーズ社のビルもある。（ニューヨーク共同）毎日新聞　2006年10月12日　8時45分＊＊＊

ヤンキースのライドル、飛行機衝突で死亡：MLB.com
【ニューヨーク１１日】米国東部時間の午後２時４５分ごろ、マンハッタンの高層ビルに小型飛行機が衝突し、少なくとも２人が死亡する事故が起こった。死亡者の１人はニューヨーク・ヤンキースの先発右腕コリー・ライドル投手（３４）で、飛行機を操縦していたと見られる。

ニューヨーク市消防局によると、機体は５０階建てのビルの４０階に激突後、地上に墜落。事故現場でライドルのパスポートが発見されたという。ライドルは飛行機の操縦士免許を取得しており、自身の操縦でカリフォルニア州の自宅に帰る計画を立てていた。

メジャーリーグでは過去、殿堂入りの名外野手ロベルト・クレメンテが１９７２年に、ヤンキースのキャプテンを務めた捕手サーマン・マンソンが７９年に飛行機事故でこの世を去っている。＊＊＊

飛行機事故で他界のライドル、３４年の生涯：MAJOR.JP
１１日の飛行機事故で悲運の死を遂げたニューヨーク・ヤンキースの先発右腕コリー・ライドル投手（３４）。９年間のメジャー生活で実に７球団を渡り歩き、ひじの手術を乗り越えるなどして通算８２勝を挙げた苦労人の短い生涯をまとめた。

・１９７２年３月２２日、カリフォルニア州で生まれる。
・９０年のドラフトでツインズから指名され、入団。
・９３年４月にツインズから放出され、９月にブルワーズに移籍する。
・９６年にメッツへ移籍し、翌年５月８日にメジャーデビュー。この年７勝。
・９７年オフの拡張ドラフトでダイヤモンドバックス入り。
・９８年は右ひじ手術もあって一度も登板せず、オフにデビルレイズへ移籍。
・９９年からの２年間でわずか５勝を挙げるにとどまる。
・２００１年、新天地のアスレチックスで才能を開花させ、１３勝をマーク。
・２００３年から３年間でブルージェイズ、レッズ、フィリーズと渡り歩き、３年連続２けた勝利。
・２００６年７月末のトレードでヤンキースに移籍、この年も計１２勝。
・同年１０月１１日の飛行機事故で死去。
通算成績：２７７試合　８２勝７２敗２セーブ　防御率４・５７　８３８奪三振

事故の詳細はまだよくわからないようですが、日テレのニュースによるとライドル投手はインストラクターと一緒に飛行機に搭乗していた模様。衝突したビルは一般の居住用マンションで負傷者は２０数名（報知のソースによるとほとんどが消防士との事。また日本人は無事、とニュースでは強調されていました。）
追記：他のテレビソースだと負傷者は十数名との事。

小型機高層アパート激突でヤンキース投手死亡：スポーツ報知
ニューヨーク市マンハッタンで１１日午後（日本時間１２日未明）、小型飛行機が５０階建ての高層アパートに激突、一部が炎上した。警察などによると、同機は大リーグのニューヨーク・ヤンキースのコリー・ライドル投手（３４）が所有し、搭乗していた同投手ら２人の死亡が確認された。

ＣＮＮテレビによると、米連邦捜査局（ＦＢＩ）やホワイトハウスの当局者は、テロを疑う理由はないと述べており、事故の可能性が大きい。米国民にとって２００１年９月の米中枢同時テロを思い出させる事故で、情報はブッシュ大統領にも直ちに伝えられた。米本土防衛に当たる北米航空宇宙防衛司令部（ＮＯＲＡＤ）は、事故発生直後、テロ警戒で戦闘機を主要都市の上空に緊急発進させた。

小型機が衝突したのは３０階付近で、少なくとも４つの部屋から炎が噴き出したが、間もなく鎮火した。在ニューヨーク日本総領事館によると、４４階には日本人が住んでいるが、無事が確認された。ＡＰ通信によると、少なくとも２１人が病院に運ばれた。その多くは消防士で、けがの程度などは不明。

市内はヘリコプターが飛び交い、救急車が走り回る異様な緊張に包まれた。「激突」の一報がメディアで流れた直後、テロ再発を懸念してニューヨークの株式市場ではダウ平均が一時７０ドルも下落、ドル相場も一時的に急落した。

アパートはマンハッタンとクイーンズ地区を隔てるイースト川沿いにある。マンハッタン東部のアッパーイーストと呼ばれる高級住宅地で、高層アパートが立ち並ぶ。このアパートの近くには、オークションのサザビーズ社のビルもある。

ライドル投手は以前、ＡＰ通信に対し、趣味は飛行機操縦と話していた。昨オフにライセンスを取って自家用機を購入したことを明らかにし、その危険性を問われると「確かに危険だが、車を運転するよりは安全だ」と語った。カリフォルニア州の自宅まで、いくつかの空港に立ち寄りながら帰るのが、オフの楽しみとも話していたという。（共同）＊＊＊

追記
クラッシュ：「ニューヨーク・ブロウ」さん
現場近くに事故当時いらっしゃったようで、当時の写真や状況がかなり克明に記載されています。