個犬的に楽天を中心にパリーグを見守る為のブログ。
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八重山商工・伊志嶺監督がロッテを門前払い宣言:スポーツ報知
25日の高校生ドラフトで強行指名の末、ロッテが交渉権を獲得した八重山商工・大嶺祐太投手(18)について、伊志嶺吉盛監督(52)が26日、国体終了後に同校で行われる予定の初交渉に、出席しない方針を示した。まさかの強奪劇から一夜明けても、怒りは収まらなかった。昨夜は深夜2時近くまで寝付けなかったという指揮官は「どうも、やりきれないんだよね」と首をかしげ、ソフトバンク入団の夢が消えた大嶺は、精神的なショックから、早朝練習に姿を見せなかった。
ロッテからはバレンタイン監督、瀬戸山球団代表が初交渉の席に着く予定だが、伊志嶺監督は「監督と球団代表には会いたくない」と語気を強めた。欠席の意思は、永野スカウトが“指名予告”をした25日の電話の中でも伝えており「もういいでしょう。アメリカ人とは、言葉も気持ちも通じないよ」と堂々の“門前払い”を宣言した。
大嶺のみの出席の可能性についても「あり得ないでしょう」と伊志嶺監督。また、この日は同監督の次男・孝寛さん(22)が所属する社会人チーム「一光」からも入団への誘いの電話も受けた。浪人生活を含め、選択肢が増えたことで、交渉はますます難航を極めそうだ。(2006年9月27日06時02分 スポーツ報知)***
偉そうに報知に書かれている事が妙に腹立たしいです。いつぞや魔法学園出身の投手福井からお断りされた球団は讀賣だったくせに。まあ福井が讀賣入ったって福井のスライダーパスボールせず取れるキャッチャーがちゃんといるかって問題もあったように思いますけどね。
まあねえ。相思相愛の関係でドラフト強行したのって新垣の事なんとなく思い出しちゃいますけれどね。でもドラフトってこういうものなんですよ。八重山商工監督の意見もわからないではないですけどね。
でもプロを志願するってのはプロ志望届出した時点で、退部届を出すと言う形をアマ側が取っているのは、結局のところ本人が自分の人生だから自分で決めなさいって事だからなんでしょう。新垣の時も思いましたが、断るなら断るで会って断るってのも大切な事なんですよ。
何でかって言うと、今後の大嶺君の人生においてどこでどのような巡り合わせになるかわからないんですよね。仮に会わないで断った、としましょう。仮に何年後か大嶺君がホークスの大黒柱として登板したとしましょう。そうなった時マリーンズという球団の性格上大事な試合でファンは大嶺君だけには負けたくない、と思ってしまいます。
断るなら断るで情誼を尽くして「指名していただいて申し訳ないんですが」という形を取った方が今後別の形でプロに入るにしてもずっとスムーズに行けると思います。自分の事だけでなく全体を見て、きついやり方でなく出来るだけ穏やかなやり方を取るよう努力した方が、大嶺君の今後にとってほんとうにプラスになると思います。
それから八重山の監督さんなんですが。気持ちはわからなくないです。わからなくはないですが、報知にこう書かれた時点で監督としてはかなりマイナスのように思います。というのももし八重山から今後プロに行けるような選手が出てきた場合、今回ホークスと相思相愛だったとしても穏やかなやり方を取った方が、多くの選手が多くの球団のスカウトに見てもらえる可能性がある。たまたま今回大嶺君はホークスとマリーンズの構想に合った選手でしたが、ホークスの構想に合わなくても他球団の構想に合う選手が出てくる可能性だってある訳です。
今回マリーンズが強行したのも、監督がホークスと相思相愛であって、大嶺君の本心はどの球団でもかまわない、という情報をスカウトが掴んでいたからだ、とも言われています。選手の親もそうですけれど、親や監督が出張っているような印象を与えるのは選手のイメージとしてもかなりマイナスです。(大嶺君は家庭の事情でじいちゃんばあちゃんに育てられたようですが。)
大嶺君は幼くて都会でやっていけない、というような事を監督さんがおっしゃっている記事も見掛けました。それもわかります。ですがそうだとしたらそういう風に仕向けてしまっている部分も周りにあるのではないでしょうか。どういう決断であれ大嶺君自身に決めてもらいたい、と個犬的には思うんですけれどねえ。
追記:
それから「アメリカ人とは言葉も気持ちも通じないよ」ってのはねえ。今時こんな人種偏見に満ちた言葉(と受け取られるような言葉)が少なくとも甲子園に出るような高校の監督さんの口から出てくるとは思いませんでした。今日本プロ野球で外国人監督は3人います。コーチはもっといる。たまたま今ホークスに監督・コーチがいないだけであって、ホークスだってスタメンで3人外国人がいた時もあったし中継ぎ・先発を外国人に任せていた時もあった。(今もスタメンにひとりふたりいますよね。)
じゃあ大嶺君はもう絶対絶対メジャー行かないんですか?そんなのわからないでしょう?そもそも気持ちが通じないってどの位アメリカ人知っていてそういう事言うんですか?都会でやって行けないのは監督さんの方なんじゃないの?大嶺君にそういう価値観や視野を押し付ける事って本当に正しい事なんでしょうか。
追記2:
10月10日になって伊志嶺監督の不安と期待:浜崎孝宏というコラムが出ていました。なんか弁護してやるならもうちょっと早いタイミングでコラムに取り上げた方がよかったようにも思いますが。報知の記事の2週間近く後だしなあ。某巨大掲示板とかここ1年以上行っていないんでどういう風に叩かれているかは知りませんけれど。
ただ実際個々の事情は個々の事情であっても、監督さんの口から出た言葉が2004年にリーグそのものもチームも潰されかけたファンの心にどう響くか、もう少し配慮が欲しかったです。むしろ本人が自分の言葉で話していればこういう問題は起きなかったかも。
コラムにある「事実無根の『伊志嶺バッシング』」とは何を具体的に指すのか。その辺はもっとはっきり記載して欲しかったです。その元になっている事実無根の根が報知にあるのであれば、報知に書かれている事は監督は発言していない、とはっきりこのコラムなりあるいは監督サイドが別の新聞社等にでも何らかの形で示すべきでしょう。(ちーぐるすがこのブログで書いている事もバッシングに含まれるとしたらかなり心外ではありますね。)
報知に書かれたまでの発言を仮にしておらずニュアンス的に匂わせただけだったにしろ、監督自らが脇の甘さを突かれ記事にされた訳ですから、その辺の事情をはっきりさせるだけでなくこれをいい教訓にしてマスコミ対策をきちんとして欲しいですね。
ロッテからはバレンタイン監督、瀬戸山球団代表が初交渉の席に着く予定だが、伊志嶺監督は「監督と球団代表には会いたくない」と語気を強めた。欠席の意思は、永野スカウトが“指名予告”をした25日の電話の中でも伝えており「もういいでしょう。アメリカ人とは、言葉も気持ちも通じないよ」と堂々の“門前払い”を宣言した。
大嶺のみの出席の可能性についても「あり得ないでしょう」と伊志嶺監督。また、この日は同監督の次男・孝寛さん(22)が所属する社会人チーム「一光」からも入団への誘いの電話も受けた。浪人生活を含め、選択肢が増えたことで、交渉はますます難航を極めそうだ。(2006年9月27日06時02分 スポーツ報知)***
偉そうに報知に書かれている事が妙に腹立たしいです。いつぞや魔法学園出身の投手福井からお断りされた球団は讀賣だったくせに。まあ福井が讀賣入ったって福井のスライダーパスボールせず取れるキャッチャーがちゃんといるかって問題もあったように思いますけどね。
まあねえ。相思相愛の関係でドラフト強行したのって新垣の事なんとなく思い出しちゃいますけれどね。でもドラフトってこういうものなんですよ。八重山商工監督の意見もわからないではないですけどね。
でもプロを志願するってのはプロ志望届出した時点で、退部届を出すと言う形をアマ側が取っているのは、結局のところ本人が自分の人生だから自分で決めなさいって事だからなんでしょう。新垣の時も思いましたが、断るなら断るで会って断るってのも大切な事なんですよ。
何でかって言うと、今後の大嶺君の人生においてどこでどのような巡り合わせになるかわからないんですよね。仮に会わないで断った、としましょう。仮に何年後か大嶺君がホークスの大黒柱として登板したとしましょう。そうなった時マリーンズという球団の性格上大事な試合でファンは大嶺君だけには負けたくない、と思ってしまいます。
断るなら断るで情誼を尽くして「指名していただいて申し訳ないんですが」という形を取った方が今後別の形でプロに入るにしてもずっとスムーズに行けると思います。自分の事だけでなく全体を見て、きついやり方でなく出来るだけ穏やかなやり方を取るよう努力した方が、大嶺君の今後にとってほんとうにプラスになると思います。
それから八重山の監督さんなんですが。気持ちはわからなくないです。わからなくはないですが、報知にこう書かれた時点で監督としてはかなりマイナスのように思います。というのももし八重山から今後プロに行けるような選手が出てきた場合、今回ホークスと相思相愛だったとしても穏やかなやり方を取った方が、多くの選手が多くの球団のスカウトに見てもらえる可能性がある。たまたま今回大嶺君はホークスとマリーンズの構想に合った選手でしたが、ホークスの構想に合わなくても他球団の構想に合う選手が出てくる可能性だってある訳です。
今回マリーンズが強行したのも、監督がホークスと相思相愛であって、大嶺君の本心はどの球団でもかまわない、という情報をスカウトが掴んでいたからだ、とも言われています。選手の親もそうですけれど、親や監督が出張っているような印象を与えるのは選手のイメージとしてもかなりマイナスです。(大嶺君は家庭の事情でじいちゃんばあちゃんに育てられたようですが。)
大嶺君は幼くて都会でやっていけない、というような事を監督さんがおっしゃっている記事も見掛けました。それもわかります。ですがそうだとしたらそういう風に仕向けてしまっている部分も周りにあるのではないでしょうか。どういう決断であれ大嶺君自身に決めてもらいたい、と個犬的には思うんですけれどねえ。
追記:
それから「アメリカ人とは言葉も気持ちも通じないよ」ってのはねえ。今時こんな人種偏見に満ちた言葉(と受け取られるような言葉)が少なくとも甲子園に出るような高校の監督さんの口から出てくるとは思いませんでした。今日本プロ野球で外国人監督は3人います。コーチはもっといる。たまたま今ホークスに監督・コーチがいないだけであって、ホークスだってスタメンで3人外国人がいた時もあったし中継ぎ・先発を外国人に任せていた時もあった。(今もスタメンにひとりふたりいますよね。)
じゃあ大嶺君はもう絶対絶対メジャー行かないんですか?そんなのわからないでしょう?そもそも気持ちが通じないってどの位アメリカ人知っていてそういう事言うんですか?都会でやって行けないのは監督さんの方なんじゃないの?大嶺君にそういう価値観や視野を押し付ける事って本当に正しい事なんでしょうか。
追記2:
10月10日になって伊志嶺監督の不安と期待:浜崎孝宏というコラムが出ていました。なんか弁護してやるならもうちょっと早いタイミングでコラムに取り上げた方がよかったようにも思いますが。報知の記事の2週間近く後だしなあ。某巨大掲示板とかここ1年以上行っていないんでどういう風に叩かれているかは知りませんけれど。
ただ実際個々の事情は個々の事情であっても、監督さんの口から出た言葉が2004年にリーグそのものもチームも潰されかけたファンの心にどう響くか、もう少し配慮が欲しかったです。むしろ本人が自分の言葉で話していればこういう問題は起きなかったかも。
コラムにある「事実無根の『伊志嶺バッシング』」とは何を具体的に指すのか。その辺はもっとはっきり記載して欲しかったです。その元になっている事実無根の根が報知にあるのであれば、報知に書かれている事は監督は発言していない、とはっきりこのコラムなりあるいは監督サイドが別の新聞社等にでも何らかの形で示すべきでしょう。(ちーぐるすがこのブログで書いている事もバッシングに含まれるとしたらかなり心外ではありますね。)
報知に書かれたまでの発言を仮にしておらずニュアンス的に匂わせただけだったにしろ、監督自らが脇の甘さを突かれ記事にされた訳ですから、その辺の事情をはっきりさせるだけでなくこれをいい教訓にしてマスコミ対策をきちんとして欲しいですね。
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希望していなかった西武で大活躍している松坂、同じ年にオリックスを拒否しスカウト自殺の重圧を背負いながらも4年後希望のソフトバンクに入り活躍している新垣、いろいろな道があると思います。彼らは18歳の若さで自分の人生を決めなければなりません。大嶺くんがどんな道を選んでも、ファンは温かく見守るべきだと思います。
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