個犬的に楽天を中心にパリーグを見守る為のブログ。
個犬的に見守っているので楽天イーグルス球団・選手とは一切関係はありません。
新庄という一人のプロ野球選手の引退に関して思う気持ちはあまりに複雑すぎて、簡単には言葉にならない。
92年の彼の一軍登録即HRから今日の引退までを見守ってみて。あまりにも多くの事があったしあまりにも多くの思いがあった。関東在住の身には、セでロードで応援し続けるというのはバックスクリーンに流れる球団歌を聞くチャンスもキャラクターを見るチャンスもほとんどない、という事。そんじょそこらの低迷なんて生ぬるいと今では思える程の暗黒中の暗黒時代。9回2アウトで勝っていても全く信用できない。5月にある意味野球が終わる(自力優勝が消滅とかぶっちぎり最下位とか)。1年に50勝できるんだろうか心配したり。
(優勝争いに絡めた92年を除いては・・・あの年がなければ長い暗黒期は更に耐え難かったかもしれないが、あの年しか優勝のチャンスがなかったのが今思えば逆に別の意味で夢のようだが。あの後まさかあれ程長いトンネルに突入するとは。言わずもがなの野田放出とかね。)
新庄に求められた役割は虎で言えば今の金本のような、ファイターズで言えば今の小笠原のようなものだったのだろう。でも新庄はそういう選手ではなかった。そしてタイガースもまた実際当時どうしようもなかった。
新庄が遅刻して正座させられたり。応援団の旗が新庄のHRボールに触っちゃってHR取り消されたり。野村さんが来てもしかしてなんとかなるんじゃないか、と夢見た時代。そしてメジャーへの移籍宣言。この時点で新庄に対する気持ちは整理してしまった。
つくづく犬型ファンなのだと思うが、チームにつく一般的猫型ファンに比べて犬型ファンであるちーぐるすは選手>チームになってしまう。ここから小坂とマリーンズファン歴が始まったのだけれど。
(実際は両方のファンである時期は数年重なっているんですが。小坂見守り出したのは98年辺りからで、最終的にタイガースファンとして気持ちが整理できたのは旧中継労働課消滅と薮冷遇なんですけどね。)
そして新庄の日本復帰。それでももうファイターズのファンにはなれなかった。ホームが近くにある楽しさを手放すことは出来なかったから。
新庄は自由奔放で、言いたいことを言いやりたい事をやった。個犬的にファンとしては最後まで本当の意味ではついて行けなかった。
去年の終わり位からなんとなく嫌な予感はしていたが、ついに今年4月の引退宣言。当時の事はこことかここに書いている。当時はかなりファイターズファンの方々の気持ちはかき乱され納得行かなかったように思う。でもマリーンズファン的思考で言うと、正直ヤバイと思いましたよ。これで持っていかれてしまうんじゃ、みたいな。
新庄が2004年パリーグに対して発した言葉や感じている愛着に、多くのパファンやパリーグそのものが救われたように感じている人は少なくないのかも知れない。そしてその事で新庄に感謝の気持ちを持っている人々も少なくないのかも。
ただ暗黒時代を虎ファンとして新庄と共に過ごし、今は1パファンとして新庄を遠くから見守ってきた一人の野球好きとしてはむしろパリーグとパリーグファン、ファイターズとファイターズファンに対して新庄をここまで愛してくれて大切にしてくれてありがとう、と言いたい。
ちーぐるす自身は去年初芝は選手として看取る事はできたけれど、新庄に対してはそれは出来なかった。東京ドームで新庄の打席見て泣きそうになったけれど、それは東京ドームで小坂を見る度に感じる胸に突き刺さるような気持ちに比べれば、ずっとずっと納得の行く気持ちだ。
(実際今年の様々な観戦の中でついに一旦マリーンズ的視点を保留しようと思い至ったのは、この東京ドーム観戦で感じ続けなければならない終わりのない絶望のような気持ちを整理できなかったからだし。かといって東京ドーム行かないで済ませられる程ファンとして冷たくなれないんで。)
新庄のようなこんなに幸せな選手はいない。今回ファイターズファンでないちーぐるすは札幌ドームにもナゴドにも居場所はないように感じて遠慮して行けなかった。けれどTVから見た新庄と新庄を取り巻くファンの気持ちは、今まで見た様々な引退の中でもほんとうに幸せで忘れられないようなものだった。
これからも新庄にはパリーグとファイターズを愛していて欲しいし、よき理解者であって欲しいし、可能であればよき広報であって欲しい。お疲れ様でした。白いはずのスタジアムが赤くて赤くて驚きました。最後は涙だったけれど、いい涙でほんとうによかった。新庄に優勝を味あわせてくれてありがとう、ファイターズ。
(画像は今年3/11@マリンのオープン戦:ちーぐるす撮影)

(優勝争いに絡めた92年を除いては・・・あの年がなければ長い暗黒期は更に耐え難かったかもしれないが、あの年しか優勝のチャンスがなかったのが今思えば逆に別の意味で夢のようだが。あの後まさかあれ程長いトンネルに突入するとは。言わずもがなの野田放出とかね。)
新庄に求められた役割は虎で言えば今の金本のような、ファイターズで言えば今の小笠原のようなものだったのだろう。でも新庄はそういう選手ではなかった。そしてタイガースもまた実際当時どうしようもなかった。
新庄が遅刻して正座させられたり。応援団の旗が新庄のHRボールに触っちゃってHR取り消されたり。野村さんが来てもしかしてなんとかなるんじゃないか、と夢見た時代。そしてメジャーへの移籍宣言。この時点で新庄に対する気持ちは整理してしまった。

(実際は両方のファンである時期は数年重なっているんですが。小坂見守り出したのは98年辺りからで、最終的にタイガースファンとして気持ちが整理できたのは旧中継労働課消滅と薮冷遇なんですけどね。)
そして新庄の日本復帰。それでももうファイターズのファンにはなれなかった。ホームが近くにある楽しさを手放すことは出来なかったから。
新庄は自由奔放で、言いたいことを言いやりたい事をやった。個犬的にファンとしては最後まで本当の意味ではついて行けなかった。

新庄が2004年パリーグに対して発した言葉や感じている愛着に、多くのパファンやパリーグそのものが救われたように感じている人は少なくないのかも知れない。そしてその事で新庄に感謝の気持ちを持っている人々も少なくないのかも。

ちーぐるす自身は去年初芝は選手として看取る事はできたけれど、新庄に対してはそれは出来なかった。東京ドームで新庄の打席見て泣きそうになったけれど、それは東京ドームで小坂を見る度に感じる胸に突き刺さるような気持ちに比べれば、ずっとずっと納得の行く気持ちだ。
(実際今年の様々な観戦の中でついに一旦マリーンズ的視点を保留しようと思い至ったのは、この東京ドーム観戦で感じ続けなければならない終わりのない絶望のような気持ちを整理できなかったからだし。かといって東京ドーム行かないで済ませられる程ファンとして冷たくなれないんで。)


(画像は今年3/11@マリンのオープン戦:ちーぐるす撮影)
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小坂&青山ファン。こちらはミラーサイト(ほぼログ保管庫)。
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