個犬的に楽天を中心にパリーグを見守る為のブログ。
個犬的に見守っているので楽天イーグルス球団・選手とは一切関係はありません。
フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第1戦のスケートアメリカ最終日は28日、ハートフォード(米コネティカット州)のシビックセンターで行われ、女子はショートプログラム(SP)2位のトリノ五輪代表、安藤美姫(トヨタ自動車)がほぼノーミスの演技でフリー1位となり、逆転でGP初優勝を飾った。安藤の合計192・59点は新採点方式が採用されて歴代3位の高得点。
SP首位で昨季のGPファイナル覇者、浅田真央(愛知・中京大中京高)はトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)などを失敗し、フリー4位の合計171・23点で3位に終わった。昨季の世界選手権女王のキミー・マイズナー(米国)が177・78点で2位。浅田舞(愛知・東海学園高)は6位だった。
アイスダンスの渡辺心、木戸章之組(新横浜プリンスク)は合計149・27点で7位。世界選手権優勝のアルベナ・デンコワ、マキシム・スタビスキー組(ブルガリア)が優勝した。ペアは世界選手権4位の井上怜奈、ジョン・ボルドウィン組(米国)がGP初優勝。
≪荒川を上回る得点≫SP、フリーでともに自己最高を記録した安藤の合計得点192・59点は歴代3位の記録。五輪で優勝した荒川の191・34点を上回り、日本の最高得点を塗り替えた。世界で最高得点はスルツカヤ(ロシア)が2005年ロシア杯でマークした198・06点、歴代2位はコーエン(米国)で、03年スケートカナダの197・60点。浅田真の自己最高は昨季のGPファイナル優勝の189・62点で歴代6位。
▼安藤の話 シニアに上がって初めての優勝ができてうれしい。(昨季は)五輪代表に選ばれたことに不満を持っていた人たちがいたことは分かっていたし、今季は少しでも見返せるような演技をしたいと思っていた。きょうそれを証明できた。
▼浅田真央の話 ジャンプを全部決めたかったので残念な出来。演技のスピードはあったけど、自分の気持ちの中で勢いがなかった。力みや重圧はなかったけど、勝ちを意識したのかも。 (共同) 【安藤美姫】[ 2006年10月29日 10:01 速報記事 ]***
テレ朝で2夜に渡って特番やっていました。なんか地上波でこう普通にグランプリシリーズ見られるってのも驚きですが。いつも五月蝿くて仕方のない松岡修造氏ですが、今回隣に荒川さんがいてくれたおかげでそのウザサが半減され見るに値する番組になっていたのは驚き。テレ朝もかなり松岡氏の使い方をわかってきたみたい。(ついでに早いとこ讀賣のスポークスマン面している長嶋一茂氏を何とかして欲しいんですが。)
今回何と言ってもオリンピックで端にも棒にもひっかからなかった安藤美姫をここまで伸ばしたモロゾフコーチ(オリンピックの時キス&クライで荒川静香の隣にいたコーチ)の手腕に脱帽致しました。凄いわ。よく今年の頭のあの状態からここまで持って行きましたね。
安藤はとにかく昨シーズンは身体が重くて重くてどうにもならない、という感じで顔まで変わってしまったかのような最悪な状態だったと思います。今回の演技で自己ベストも更新して優勝ですが、優勝そのものよりおそらく何とか自分の演技の方向性を見出せた事が一番大きな収穫かも。
過去こういう耐えられない程の存在感の重さ、というかバランスをひとつ欠くとその重量級の体格が全く悪い方向へ向いてしまう選手としては、アメリカで長くアマチュアを続けたミシェル・クワン(の現役後半)が上げられるのではないでしょうか。実際クワンの演技後の姿とか見ると「もうスケート版和田アキコだあ」とか思ってましたし。
安藤はオリンピック後モロゾフコーチについたようですが、4回転を一旦止めさせて3回転とそのコンビネーションを確実に飛ばせ技術力をまずきっちりつけさせようとした、その方向性は正しいと思います。何よりいいのが、選手としてただジャンプだけで終わってしまわないよう、その重量級の存在感や自己の美醜への意識をいい方向へ持っていけた事ではないでしょうか。
正直今回のフリーの選曲はあまり演技とは合ってはいなかったと思います。アマチュアスポーツであるスケートは確かにスポーツである為に点数で全て図られてしまいますが、例えば荒川静香さんがオリンピックで見せたような演技の完成度を目標にするなら、選曲そのものや選んだ音楽をどう受け止めどうスケートで表現するかについて、もっともっと深く考える必要があるでしょう。
個犬的意見ですが、荒川静香さんが音楽の美しさをどう表現するか、におそらく終生こだわり続けるスケーターであるのなら、安藤はその重量級の存在感をどう生かすか、どういう風に表現していけるか、を今後考えて行ってもいいのではないかな、と。例えばラヴェルのボレロはアイスダンスになっていますけれど、バレエでもありますよね。あれのソロパートのみのようなものを、試しにエキシビション用にやってみる、とか。
女子フィギュアスケートにおいて身体が大きいことはジャンプの上で必ずしもプラスではないのでしょうが、安藤はその身体が大きい・演技が重たいというデメリットをむしろ克服しつつあるように思います。そしてそれがむしろメリットになる演技力が身に付くのであれば、他の人には表現できないスケートが滑れるかも知れません。
スポーツであるフィギュアスケートにここまで要求するのは酷な事かも知れませんが、スポーツとアートの狭間におそらくあるプロでないアマフィギュアスケートにも今求められているのはそういう事なのではないかな、と思います。そしていずれプロとしてやっていく上に置いて求められる個性にも繋がるのではないでしょうか。
SP首位で昨季のGPファイナル覇者、浅田真央(愛知・中京大中京高)はトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)などを失敗し、フリー4位の合計171・23点で3位に終わった。昨季の世界選手権女王のキミー・マイズナー(米国)が177・78点で2位。浅田舞(愛知・東海学園高)は6位だった。
アイスダンスの渡辺心、木戸章之組(新横浜プリンスク)は合計149・27点で7位。世界選手権優勝のアルベナ・デンコワ、マキシム・スタビスキー組(ブルガリア)が優勝した。ペアは世界選手権4位の井上怜奈、ジョン・ボルドウィン組(米国)がGP初優勝。
≪荒川を上回る得点≫SP、フリーでともに自己最高を記録した安藤の合計得点192・59点は歴代3位の記録。五輪で優勝した荒川の191・34点を上回り、日本の最高得点を塗り替えた。世界で最高得点はスルツカヤ(ロシア)が2005年ロシア杯でマークした198・06点、歴代2位はコーエン(米国)で、03年スケートカナダの197・60点。浅田真の自己最高は昨季のGPファイナル優勝の189・62点で歴代6位。
▼安藤の話 シニアに上がって初めての優勝ができてうれしい。(昨季は)五輪代表に選ばれたことに不満を持っていた人たちがいたことは分かっていたし、今季は少しでも見返せるような演技をしたいと思っていた。きょうそれを証明できた。
▼浅田真央の話 ジャンプを全部決めたかったので残念な出来。演技のスピードはあったけど、自分の気持ちの中で勢いがなかった。力みや重圧はなかったけど、勝ちを意識したのかも。 (共同) 【安藤美姫】[ 2006年10月29日 10:01 速報記事 ]***
テレ朝で2夜に渡って特番やっていました。なんか地上波でこう普通にグランプリシリーズ見られるってのも驚きですが。いつも五月蝿くて仕方のない松岡修造氏ですが、今回隣に荒川さんがいてくれたおかげでそのウザサが半減され見るに値する番組になっていたのは驚き。テレ朝もかなり松岡氏の使い方をわかってきたみたい。(ついでに早いとこ讀賣のスポークスマン面している長嶋一茂氏を何とかして欲しいんですが。)
今回何と言ってもオリンピックで端にも棒にもひっかからなかった安藤美姫をここまで伸ばしたモロゾフコーチ(オリンピックの時キス&クライで荒川静香の隣にいたコーチ)の手腕に脱帽致しました。凄いわ。よく今年の頭のあの状態からここまで持って行きましたね。
安藤はとにかく昨シーズンは身体が重くて重くてどうにもならない、という感じで顔まで変わってしまったかのような最悪な状態だったと思います。今回の演技で自己ベストも更新して優勝ですが、優勝そのものよりおそらく何とか自分の演技の方向性を見出せた事が一番大きな収穫かも。
過去こういう耐えられない程の存在感の重さ、というかバランスをひとつ欠くとその重量級の体格が全く悪い方向へ向いてしまう選手としては、アメリカで長くアマチュアを続けたミシェル・クワン(の現役後半)が上げられるのではないでしょうか。実際クワンの演技後の姿とか見ると「もうスケート版和田アキコだあ」とか思ってましたし。
安藤はオリンピック後モロゾフコーチについたようですが、4回転を一旦止めさせて3回転とそのコンビネーションを確実に飛ばせ技術力をまずきっちりつけさせようとした、その方向性は正しいと思います。何よりいいのが、選手としてただジャンプだけで終わってしまわないよう、その重量級の存在感や自己の美醜への意識をいい方向へ持っていけた事ではないでしょうか。
正直今回のフリーの選曲はあまり演技とは合ってはいなかったと思います。アマチュアスポーツであるスケートは確かにスポーツである為に点数で全て図られてしまいますが、例えば荒川静香さんがオリンピックで見せたような演技の完成度を目標にするなら、選曲そのものや選んだ音楽をどう受け止めどうスケートで表現するかについて、もっともっと深く考える必要があるでしょう。
個犬的意見ですが、荒川静香さんが音楽の美しさをどう表現するか、におそらく終生こだわり続けるスケーターであるのなら、安藤はその重量級の存在感をどう生かすか、どういう風に表現していけるか、を今後考えて行ってもいいのではないかな、と。例えばラヴェルのボレロはアイスダンスになっていますけれど、バレエでもありますよね。あれのソロパートのみのようなものを、試しにエキシビション用にやってみる、とか。
女子フィギュアスケートにおいて身体が大きいことはジャンプの上で必ずしもプラスではないのでしょうが、安藤はその身体が大きい・演技が重たいというデメリットをむしろ克服しつつあるように思います。そしてそれがむしろメリットになる演技力が身に付くのであれば、他の人には表現できないスケートが滑れるかも知れません。
スポーツであるフィギュアスケートにここまで要求するのは酷な事かも知れませんが、スポーツとアートの狭間におそらくあるプロでないアマフィギュアスケートにも今求められているのはそういう事なのではないかな、と思います。そしていずれプロとしてやっていく上に置いて求められる個性にも繋がるのではないでしょうか。
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